立命館大がプレーオフで勝利し優勝、関西学生野球リーグを振り返る

桜井俊貴, 田中英祐, 峰下智弘

 関西学生リーグは立命館大と関西学院大が勝ち点、勝率で首位となり、優勝決定のプレーオフが行われた。この試合は延長14回の激闘となり、14回に3点を奪った立命館大が優勝を果たした。今シーズンの関西学生リーグの注目選手等を振り返る。

桜井俊貴投手が6勝でMVP

 今季は立命館大の3年生エース・桜井俊貴投手が6勝0敗の活躍で立命館大が優勝した。桜井投手は今日のプレーオフを除くリーグ戦において11試合に登板し、92回1/3、1439球を投げている。これはイニング数では次に多い選手が69回1/3、球数でも次に多い選手が961球で、断トツに多いイニング、球数を投げた。

 それで防御率0.97を記録しリーグ2位の成績を残した桜井投手は高校時代から注目された実力を見せつけた形となった。堂々のMVPに選ばれ、最優秀投手賞も贈られた。まさに獅子奮迅の働きだった。

 

再注目は京都大・田中英祐投手

 今季で最も注目されたのは京都大が勝ち点を挙げた事、そしてその立役者となった田中英祐投手だった。京都大は4勝9敗で最下位に終わったものの、一時は上位進出も狙えるほどの勢いを見せた。しかし勝ち点を奪ってからは立命館大、関西大に連敗した。

 そして田中英祐投手はリーグNO1の投手となった。昨年まではこのリーグのこの学年ではNO1と評価をされていたが、今シーズンは球威、投球内容、そして勝利数も含めてリーグNO1の投手と言って良い。最速148km/hを低めに投げられ、大学生投手を全国的に見ても、TOP10以内に入ると見られる。

 

二岡2世、峰下智弘選手

 近畿大の峰下智弘選手は、二岡2世と評価されたが、昨年秋はチーム内の不祥事でチームがリーグ戦を辞退し、この春がプロへのアピールのチャンスとして注目された。しかし打率は.260、ホームランも0本に終わった。

 大学生野手の場合、プロのスカウトは最も良い成績を残したシーズンでの評価をするという。峰下選手は昨年春に打率.356を記録しており、今シーズンの不調で評価が大きく下がるという事は無さそうだが、自分自身がプロでやれると決断するのは、プロへの思いが強いとはいえ、じっくりと考える事になりそうだ。

 

 リーグ戦で負けなしの6勝とチームを支えた桜井が4回に2失点。その後も制球が安定せず、6回で降板した。この一戦まで1439球を投げ抜いてきたエースは「疲れました。連戦で腕が振れていなかった」と疲労は明らかだったが、今季4番に起用された2年の高島が奮起。3本の適時打を含む5打点と爆発し、栄冠をたぐり寄せた。

 チーム2年ぶりの全国舞台は、桜井にとっては人生初の大舞台。早くも来秋のドラフト候補に挙げられる右腕は「関東のチームに勝つ。プロ注目の選手に投げ勝ちたい」と意気込んだ。


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