京都大・田中英祐投手、延長21回無失点引き分け、立命大・西川大地投手も17回2/3投げる

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 関西学生リーグでは立命館大vs京都大の試合が行われたが、延長21回でも決着がつかず、引き分けとなった。

 京都大の先発は3年生で147km/hのストレートを投げ、来年のドラフト候補となっている田中英祐投手。7回までは毎回ランナーを許すピッチングだったが、スライダーを低めに集めて打たせて取った。その後はフォームのバランスを意識し延長21回、237球を投げきり、立命大打線に3塁を踏ませないピッチングでで無失点に抑えた。

 田中投手は「疲労感は体全体にあったけど、1箇所に集中しなかったから投げきれた」と話し、夏にバランスのいいフォームで投げる事を意識して練習していたという成果だった。21回を投げて13安打15奪三振4四死球で無失点だった。

 対する立命大も先発で2年生の西川大地投手が17回2/3、230球を投げ、無失点に抑えた。こちらも素晴らしい熱闘だった。高知高校出身でこの春にリリーフとして好投すると、その後先発し3勝2敗で防御率1.59を記録するなど活躍をみせている。

 西川投手の後は高須智司投手がリリーフし3回1/3をノーヒット4奪三振3四死球で0-0の引き分けに持ち込んだ。高須投手は花園高校出身の3年生で145km/hの速球を投げる。これから台頭してきそうだ。

 また関西学生リーグもう一試合の関西学院大vs同志社大は関学大が5-1で勝利、桐光学園・松井裕樹投手22奪三振を喫した今治西のエース・中内洸太投手が5回からリリーフすると5イニングで1安打9奪三振の、松井投手ばりの快投を見せた。

 関西学生リーグは近大が不祥事により出場を辞退し、5チームによる異例のリーグ戦となっている。その中で来年のドラフト候補、田中英祐投手などが奮闘し、リーグを必死に盛り上げている。京大の田中投手が来年プロ入りするのか注目だ。

京大田中、延長21回零封引き分け  - デイリースポーツ:2013/9/22

 

関学大・中内、好救援で初勝利/関西学生  - サンケイスポーツ:2013/9/22

 関学大の1年生右腕、中内が五回から5イニングを1安打無失点の好救援。リーグ戦初勝利に「ミットだけを見て腕がよく振れていたと思う」と笑みを浮かべた。

 今治西(愛媛)時代の昨夏の甲子園大会では、松井裕樹に22奪三振を喫した桐光学園(神奈川)との試合に登板した。当時は悔しさが忘れられなかったというが「代表する投手と試合ができて今ではいい経験だと思っている」とモチベーションにつなげ、この日も伸びのある直球を武器に9三振を奪った。今後の飛躍が期待できそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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