亜細亜大は1戦目の先発を外れたエースでドラフト候補の山崎康晃投手が拓殖大2回戦に先発すると、7回4安打8奪三振で1失点に抑えて今季初勝利を挙げた。
エース挽回
山崎康晃投手は開幕となる中央大1回戦で7回まで1失点に抑えるも、8回に4失点し逆転負けを喫した。そして試合後の態度が悪く、生田監督は今カードの1戦目の先発を外し、「使う予定はない」と話していた。
しかしその試合後、生田監督は山崎康晃投手や昨日勝利した山田義貴投手をうどん屋に連れ出し、そこでじっくりと話し合った中で山崎投手が「後ろが守ってくれるので丁寧に投げます」と話した事からこの日の先発を決めたという。
山崎投手は最速145km/hで140km/h前半の球速だったが制球良く低めに球を集め、ツーシームとのコンビネーションで8つの三振を奪った。「投げられる喜びがあった。」と話した。
巨人、阪神など8球団スカウト視察
この日は日米11球団、国内8球団のスカウトが視察し、巨人の山下哲治スカウト部長は「制球がいい。1位候補に入ってくる」と話すと、阪神の中尾スカウトも「腕も触れていた。良くなってくるでしょう。」と話した。北海道日本ハムの山田GMも「第1戦の先発を外れていたから、どうしたのかと思ったけれど、投げられるのだから上位候補としてみていかないとね」と話している。
故障をしたわけではないのでこれくらいは投げられる投手だと思う。昨年のようなピッチングを見せればドラフト1位は間違いない。不調が続く大学生のドラフト候補投手だが、これで山崎投手は問題なしという事になるだろう。
この日も7回で降板するなど、長いイニングを通しての体力や集中力や変化球も少ないなど、先発よりもリリーフの適正があるとみられるが、果たして何球団が山崎投手を指名するか注目したい。
復活を告げた。エース・山崎が最速145キロの直球にツーシームを織り交ぜ、7回4安打1失点。今季初勝利を挙げた。日米8球団のスカウトの前での好投。8回途中5失点で敗れた中大との開幕戦以来の登板に「投げられる喜びがあった」と話した。
開幕戦後、生田勉監督(48)に「チームを引っ張る姿勢が足りない」と指摘され、以降3戦は登板機会はなかった。16日の試合後、指揮官にうどん屋に連れ出された。技術のこと、野球以外のことも含め、じっくり話し合った。そして、こう言った。「後ろが守ってくれるので丁寧に投げます」。生田監督はこの言葉に、エースの先発を決めた。
名誉挽回を期したこの日は最速142キロながら、ツーシームなどを主体に4安打8奪三振。工夫を凝らして1失点でしのいだ。視察した阪神・中尾スカウトも「腕も振れていた。よくなってくるでしょう」と期待した。
巨人・山下スカウト部長 「まだ、昨秋ほどの真っすぐではないが、もともと力のある投手というのをみせてくれた」
日本ハム・山田GM 「第1戦の先発を外れていたから、どうしたのかと思ったけれど、投げられるのだから上位候補としてみていかないとね」
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