東北公益文科大、名門高校監督就任2年目で初優勝まであと1つ

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 南東北大学野球リーグでは、東北公益文科大が首位を走り、優勝まであと1勝に迫った。高校時代にプロ注目だった会田隆一郎投手を始め、2年生に秋田県、山形県の好選手を集めると、チームの中心選手として活躍を見せた。

2強に風穴を開ける

 これまで南東北リーグは、東日本国際大、石巻専修大の2強が中心だった。春も大学野球選手権に出場したのは東日本国際大で、大西健太投手や中山俊選手などが活躍を見せた。

 しかし今季は現在のところトップが7勝2敗の東北公益文科大、2位が6勝3敗の日大工学部が首位争いをしており、2強は共に5勝4敗となっている。

 

名門高校監督が就任して

 東北公益文科大は2012年まで学生が監督を務めており、組織として他大学に劣る所があった。しかし2013年に羽黒高校で指揮を執っていた横田謙人氏を監督に招くと同時に、同監督のスカウト力もあってか、酒田南で甲子園でも好投を見せた会田隆一郎投手や、秋田西高校で主砲として活躍した189cmの小林浩平選手、そして西目高校で守備力の高さを評価されていた高橋和主選手などが加入し、エース、4番、遊撃手としてチームを中心選手となった。

 そして先週末の石巻専修大戦の初戦で会田投手が完投勝利を挙げると、2戦目は今年加わった秋田西のサイドスロー・奈良晃投手が8回6安打9奪三振で2失点と好投し、打っても小林選手が2打点を挙げ、最後は会田投手がリリーフして優勝に王手をかけた。

 勝利にも横田監督は、「後半に崩れたり、チーム全体でミスが目立つ」と指摘し、より上を見ている。2年後の2016年にはドラフト候補として東北公益文科大の名前が出てくるだろう。

 東北公益文科大の「秋田西コンビ」が奮闘した。190センチの大型4番小林浩平(2年)が4回に先制の左犠飛、7回には中前適時打を決め2打点。先発した右サイドスロー奈良は8回を2失点9奪三振と粘投。2人の活躍で石巻専修大に連勝し、初優勝へ“マジック1”とした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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