東京六大学リーグでは、慶大・藤本知輝選手が決勝打を記録すると、早大・小野田俊介選手のスラッガーがホームランを放ち、それぞれチームを勝利に導いた。また、早稲田大の有原航平投手、中村奨吾選手がプロ志望届を提出した。
東京六大学のスラッガー達
慶大・藤本知輝選手はこの日の法大戦で6回に、代わったばかりの玉熊将一選手の初球のストレートをレフト戦に引っ張り、決勝打となる2点タイムリー2ベースヒットを記録した。藤本選手は右の大砲として春のリーグ戦で3本塁打を記録し、中日の落合GMも注目しているというスラッガー、この日は試合終了後に「プロに行けたら、外国人選手のような長距離打者になりたい」と話した。
また早稲田大・小野田俊介選手はこの日4打数3安打5打点、5回には試合連発となる2号ホームランを放った。これでリーグ通算13本塁打となった。小野田選手は春までプロ志望を口にしていたが、故障などもあり現在では社会人の東京ガスへ進む可能性が高いようだ。この日も有原航平選手、中村奨吾選手がプロ志望届を提出したが小野田選手は提出しなかった。
東京六大学で現役最多のホームランを放っている長打力は誰もが認める。社会人で絶対的な主砲として地位を固め、2年後のドラフト会議で1位指名される事を期待したい。
注目の二人がプロ志望届け提出
早稲田大の有原航平投手、中村奨吾選手はプロ志望届を提出した。有原投手は最速156km/hの速球を投げる大学NO1投手としてドラフト会議に臨む。広陵高校時代も140km/h後半の速球を投げる投手として注目されたがプロ志望届は提出せず、大学4年間ではじっくりと成長してNO1投手となった。
肘の違和感がで登板を回避しているが、18日の立大戦に向けて「今は早く先発できるように、立大戦までに調整したい」と話している。
また中村奨吾選手は、大学4年間でリーグ通算87安打、10ホームランを記録している。春は打率.239に終わり、秋もこの日の東大戦で4打数1安打と、ここまで打率.253と苦しんでいる。しかし3年生までは内野、外野でプレーし、高い打撃センスを見せつけており、今年は大学代表としてハーレム大会で3試合で決勝打を放つなど勝負強さを見せている。
早大の投打の注目選手達はドラフト当日に2人で笑顔を見せることになるか。
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試合後に取材に応じた右腕は「(気持ちの変化は)特にありません。今は早く先発できるように、(18日からの)立大戦までに調整したい」と話した。
「プロに行けたら、外国人選手のような長距離打者になりたい」と目標は高い。
早大の5番・小野田が3安打5打点と大暴れした。初回に左前適時打を放つと、5回無死一塁では2試合連発となる左越え2ラン。「(バットの)先だったし逆風だったのでどうかなと思ったが、あれが入るのは状態がいい証拠」と振り返った。6回にも2点適時打で今季8打点。「本塁打はそんなに気にしていない。15打点を挙げたい」と意欲的だった。
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