山城大智投手が亜細亜大で初練習、亜細亜大に続く沖縄からの風

大学野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

 一昨年の明治神宮大会で優勝、昨年のセンバツ、夏の甲子園でベスト8に進出という、抜群の安定感を見せた沖縄尚学のエース・山城大智投手が亜細亜大の初練習に参加した。亜細亜大には沖縄出身の選手が多く、沖縄からのふぇーかじ(南風)がチームの原動力になっている。

入寮、即練習

 山城大智投手は足を大きく上げるライアン投法で、一昨年の明治神宮大会で優勝すると、センバツでも初戦の報徳学園を完封、白鴎大足利戦も1失点完投し、準々決勝では豊川に敗れたもののベスト8進出を果たした。

 夏も甲子園に出場すると、初戦の作新学院戦は3安打14奪三振で1失点完投、続く二松学舎大付戦では13安打で5失点するもサヨナラで勝利した。準々決勝では三重に敗れたが、春・夏ベスト8という安定した高い成績を残した。

 175cm前後と身長は高くないものの豪快なフォームから最速147km/hの速球を投げるも、コントロール良く繊細なピッチングができ、侍ジャパン18U代表でも活躍を見せている。

 その山城投手は2月9日に東京入りして入寮すると、10日には初練習に参加した。「長袖を多く持ってきましたが、寒くて指先の感覚が違います」と東京の寒さに困惑もしたが、大学の中でも練習が厳しいといわれる亜細亜大の練習に、「厳しいことは知っている。でも、大学NO1の取り組みをしていて、精神的に一番成長できると思った。」と話した。

 

続く沖縄の風

 亜細亜大には沖縄からの風が常に吹いている。沖縄尚学でセンバツ優勝投手となった東浜巨投手が入学すると、2年生でバッテリーを組んでいた嶺井博希選手が翌年に入学する。東浜巨投手はリーグでの歴史に残る成績を残し、嶺井選手は東浜巨投手の他、九里亜蓮投手、山崎康晃投手といったエースを育てて、共にプロ入りをしている。

 そして現4年生では昨年に黄色靱帯骨化症を発症したものの、復帰に向けて取り組んでいる花城直投手は八重山出身、3年生には浦添商で甲子園でも150km/h近い速球を投げた照屋光投手、2年生では沖縄尚学のエースだった比嘉 健一朗投手や、美里高校の比嘉 健汰捕手のバッテリーに加え、松山聖陵出身で、186cmから147km/hを投げるエース候補の嘉陽宗一郎投手も中学まで沖縄で育っている。

 今年や山城大智投手と共に沖縄尚学で、トップバッターとして活躍した赤嶺謙選手も入学し、沖縄からの風がチームの原動力となっている。

 リーグ戦で6連覇、ドラフト会議でも東浜巨投手や九里亜蓮投手、山崎康晃投手、薮田和樹投手などがドラフト上位で指名されてプロ入りしている。これからも亜細亜大は注目の的となりそうだ。

 

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 沖縄尚学の先輩でもある東浜(現ソフトバンク)、嶺井(現DeNA)と同じく亜大に進学。練習が厳しいことで知られる強豪だが「厳しいことは知っている。でも、大学NO1の取り組みをしていて、精神的に一番成長できると思った。強くなる分にはいくら強くなっても困らない」と門をたたいた。

 「長袖を多く持ってきましたが、寒くて指先の感覚が違います」と沖縄との寒暖差に困惑。ソフトバンク・東浜やDeNA・山崎康ら歴代エースが巣立った部屋に入った最速147キロ右腕の育成法について、生田監督は「じっくりいきます」と話した。

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