東都リーグは専修大が優勝に王手、今日は一部休講でいざ神宮へ!

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 東都大学リーグは専修大が拓大に勝利し、中央大が敗れたため、専修大が今日勝てば89年春以来の優勝が決まる。今日の試合を10倍楽しく見るために、専修大の今季までの道のりや注目選手などをまとめます。

1部の強さを痛感

 専修大と言えば今年は出身の黒田博樹投手の日本球界復帰が話題となった。黒田投手は専修大時代に神宮球場が学生野球の球速表示を開始して、最初に150km/hを記録している。しかしその黒田投手も大学では6勝4敗の成績にとどまっていた。

 専修大は東都リーグ創設時から加盟しているチームで、かつては6連覇などを達成し、1部リーグ優勝も31回と最多の優勝を誇る。最近では1989年に岡林洋一投手(元ヤクルト)、杉山賢人投手(元西武)、町田公二郎選手(元広島)、武藤潤一郎投手(元ロッテ)などが揃い優勝をしているが、それから26年間にわたり優勝から遠ざかっている。

 亜細亜大、東洋大などの台頭があり、専修大は2部に降格することが多く、1部に挙がっても定着できずに再び降格をするなど低迷していた。2013年春も1部に昇格したものの、1勝10敗と1部の力に圧倒され、1季で2部に降格している。

 

強さの手応え

 しかし専修大は2012年頃から高校野球で活躍をした選手や、プロが注目していた選手を推薦入学させるなど、選手の獲得が積極的になっていった。

専修大が推薦合格者を発表、星稜・森山恵佑投手、山梨学院大付・平間凛太郎投手、浦添商・宮里泰悠投手、明徳義塾・伊与田一起選手が合格 

専修大が推薦合格発表、常葉菊川・堀田竜也投手、松江商・増本凌也投手、上田西・柳沢和希投手など16人が合格 

 今年の4年生でも済美高校で145km/hを投げていた谷本憲哉投手や文星芸大付で20本塁打を放った渡辺和哉選手などを獲得しており、優勝を目指して補強が本腰になったと噂されていた。

 そしてチーム内の競争が激化し、昨年秋の青山学院大との入れ替え戦で勝利して1部昇格を果たすと、今季は9勝3敗とかつてのように1部の壁に圧倒される事無く、首位を走り続けた。

 

注目選手は?

 4年生の渡辺和哉選手は、この日も1本塁打を放つなど今季3本塁打、11打点を記録し2冠王の可能性が高まっている。またエースの大野亨輔投手は星稜高校出身で172cmの小柄な投手だが、抜群の安定感を見せ、この日は右足をねん挫していたものの、リリーフで登板すると、6回1/3を投げて4安打8奪三振1失点と好投した。

 また2年生で186cmのアンダースロー・高橋礼投手は、高校時代から注目の投手で、今年の侍ジャパン大学代表にも選ばれている大学屈指のリリーフ投手として、2年後のドラフト会議では指名の可能性が高い。3年生の森山恵佑選手も星稜時代に143km/hの速球を投げ、4番としてもプロから注目されていた選手、伊與田一起選手は高校代表として、大谷翔平選手、藤浪晋太郎投手などと共にプレーしている内野の名手。

 他にも試合には出ていないが、高校時代に149km/hを記録した平間 凛太郎投手、甲子園で活躍した宮里泰悠投手や矢沢駿投手などもいる。

 選手層も厚くなり古豪復活となるか。今日は神宮球場で10時30分から開始予定です。

専修大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

専大の勢いを象徴した場面だった。2―2の5回。1死三塁の勝ち越し機で5番・渡辺は139キロ直球を左前にはじき返した。リーグトップの11打点の主砲は「積極的に振ろうと思っていた。(11打点は)周りのみんながチャンスをつくってくれるおかげ」と感謝した。

 今季はリーグトップの3本塁打を放つなど好調を維持。「冬の間に振り込んで、下半身を鍛えてきたことが大きい」と胸を張った。今季4度目の2桁安打となる12安打の打線をけん引している。

 

 

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