流通経済大・生田目翼投手、進路を公務員からプロ野球、社会人野球へ

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 今年の大学野球選手権で準優勝をした流通経済大、最速155キロの速球を投げてその立役者となった生田目翼投手がこの日先発すると、最速150キロの速球で9回7安打3失点に抑え杏林大に勝利した。

春の戦いの疲労から

 春のリーグ戦は6勝0敗、大学野球選手権でも城西国際大戦、神奈川大戦、決勝の早稲田大戦と3試合に先発した。その影響もあり右股関節を痛め、8月までノースローの状態が続いていた。

 8月上旬に投球練習を再開すると1か月足らずで迎えた開幕だったが、この日は9回にも150キロを2度記録するなど力強い速球を見せた。また、鋭く曲がるスライダーを「ポン、ポンっとアウトが取れるように、変化球を多めに打たせていった」と多めに投げて打たせて取った。速球を狙い打たれて3失点、まだ本調子ではないものの投球の幅も見せた。

 

目標をプロへ

 この日は創価大・田中正義投手も登板するとあって7球団のスカウトが訪れていた。その中で千葉ロッテの井辺スカウトは、「打てるもんなら、打ってみろという投げっぷりがいい。来年はスカウトもいっぱい来るよ」と話し、田中正義投手と並んで生田目投手にも注目している。

 生田目投手は大学野球選手権の試合後のインタビューで「地元の公務員でのほほんと暮らしたい」、「野球はやりたくない。草野球ならいいですね」と話して話題となった。しかしこの日は試合後に「野球をやろうと思ってます。」と話し公務員について「今は考えていない」とした。そして「プロか社会人でやりたい」とプロ入りについても視野に入れ始めている。

 来年は田中正義投手とともにドラフトの目玉になる可能性もある。二人の投球に東京新大学リーグは多いに盛り上がるだろう。

2016年度-大学生のドラフト候補リスト

進化もみせた。「ポン、ポンっとアウトが取れるように、変化球を多めに打たせていった」。キレ味鋭いスライダーとフォークを低めに集め、相手を手玉に取った。春は変化球でストライクが取れず、直球を狙い打たれるケースが目立ったが、課題を克服した。

 この日はネット裏に7球団のスカウトが集結。ロッテ井辺スカウトは「打てるもんなら、打ってみろ!っていう投げっぷりがいい。来年はスカウトもいっぱい(視察に)来るよ」とベタ褒めした。

生田目150キロ完投、公務員志望返上 日刊スポーツ紙面 2015/9/4

 

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