首都大学リーグは1部6校制に戻す

大学野球ドラフトニュース

 東都リーグが1部2部を統合する方向で進んでいる中、首都大学リーグは、2014年春から実施してきた1部8チーム制をやめ、来年から1部6チーム制の元の制度に戻すことが分かった。

負担大きく

 首都大学リーグは2014年から1部を8校とし、勝率で優勝を争う形とした。勝率制にすることで月曜日の試合がなくなり大学で学ぶ学生の負担を軽減させるというものが狙いだった。首都大学リーグの場合、東海大のように推薦で選手を集め、その先も野球を続ける選手が集まる大学もあれば、一般的な大学生のように授業やゼミに参加し勉学をしながら野球をしている選手の多い大学もある。

 しかし、8校制とした結果、毎週2球場に分かれて試合を行う事になり、2球場分の場所の確保や選手の移動のコストが増え、また6チーム制では対戦のない週があったが、現在は空きの週がなくなり負担になっていたという。

 そこで首都大学リーグは来春にも元の1部6チーム制に戻すという。ただし土日の試合で1勝1敗となった場合は月曜日に行うのではなく、翌週末に持ち越すなどの方向で検討をしているという。

 東都リーグが1部2部統合の方向で動くことが決まった矢先、先にチャレンジをしていた首都リーグが制度を戻すことになり、影響はありそうだ。

東海大、日体大、帝京大など15大学が加盟する首都では、創立50周年の14年春に1部を2校増の8校、2部を7校に変更。2回戦総当たりで、順位は勝率制としていた。だが、1日2会場を確保するための経費や遠隔地までの移動コストが増し、空き週のない過密日程も各校の大きな負担となっていた。来春から3年ぶりに1部6校として、勝ち点制が復活。2部は9校となる。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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