東都リーグ1部2部統合案は継続審議、結論出ず

大学野球ドラフトニュース

 東都大学リーグは理事会を開き、1部2部を統合して12校で1部リーグを戦う案を協議したが結論は出ず継続審議となった。来春からの実施は難しくなった。

監督会は全会一致で承認

 現在の1部6チーム、2部6チームを統合し、1部を12チームとして神宮球場で対戦をするという1部2部統合案は、東都リーグの21校の監督会では全会一致で承認されている。現場の意見として、特に2部リーグにおいて神宮第2球場が安全性の問題で使用できなくなってから各大学のグラウンドで試合を行ってきたが、移動距離が長かったりと負担が大きく、2部リーグまでの12校が神宮球場でプレーすることを望むものだった。

 この日の理事会では結論は出ず、本郷理事長も「今日は結論は出さずに、できるだけ早い時期に12校が神宮で試合できる方法を考えていこうという事です。」と話した。

 個人的には2部のチームがなぜ神宮球場にこだわっているのかわからない。大学のグラウンドでの試合が負担がかかるのなら、都内にある他の球場でも良いのではないかとも思う。東都リーグならば2部でもある程度優先して貸してくれる球場も都内にはあるだろう。ただし神宮球場は基本的に学生野球の本拠地で、東京ヤクルトが間借りをしているという球場でもある。何か事情があるのだろう。

 12チームが神宮球場でプレーするのは大きなハードルがある。神宮球場は東京六大学が土日と月に試合を行うことはゆるがず、夜は東京ヤクルトが本拠地として利用する。その中でどうやって12校が神宮で試合を行うのか、2つの球場を併用して利用し神宮で試合をするチームをローテーションさせるなどもあるが、2球場を確保するための困難さや費用の負担は大きい。1部8チーム制にしていた首都大学リーグは、来春から1部6チーム制に戻すという。

 いずれにしても結論を出すにはかなり時間がかかるとみられる。

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本郷茂理事長(66=青学大)は「結論は出なかった。方式はこれから。(1、2部の)12校が神宮でできることを考えていこうということ」と、来春からの変更にこだわらないで、継続して審議するとした。また、今秋リーグ戦後は、例年通り1部最下位―2部1位、2部最下位―3部1位、3部最下位―4部1位による入れ替え戦を実施することが確認された。

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