中京学院大・吉川尚輝選手が4安打2盗塁、阪神は14人態勢で視察

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前日は80人以上のスカウトが熱視線を送った中京学院大の吉川尚輝選手は、この日も大勢のスカウトの前で4安打に2つの盗塁を決めた。阪神は14人態勢で視察し、和田SAも絶賛のコメントを残している。

4安打2盗塁

前の試合では4度の併殺を完成させて守備でアピールをした吉川尚輝選手だったが、打席では4打数1安打だった。しかしこの日は桐蔭横浜大のプロ注目の高橋拓巳投手、齋藤友貴哉投手から合計4安打を記録し、盗塁も2つ決めた。

初回は高橋投手のキレのある速球で空振り三振に倒れたものの、第2打席ではその速球をセンター前に弾き返し、後続のタイムリー2ベースヒットでホームに生還した。第3打席はスライダーをセンター前に運ぶと1,3塁の場面で二盗を成功させ、第4打席もレフト前ヒットで出塁すると2アウトから二盗を成功させた。左投手からの2つの盗塁だった。

そして第5打席は右の齋藤投手からセンター前にヒットを放ち、5打数4安打2盗塁という内容だった。

守備では4回にトスが逸れてエラーが記録されたが、1回にはきっちり併殺を完成させた。

阪神が大注目

吉川尚輝選手には特に阪神が注目している。この日も14人態勢で視察を行い、和田SAはまず守備について「菊池がショートを守っているみたい」と広島カープの菊池選手と比較できる選手と評価した。そして打撃についても「全国レベルの投手に対してすごい対応力を見せた。1打席目が悪くて、2打席目に合わせて、3打席目はいつでも打てる感じ。打席事に打席の中で修正できる。」と対応力を評価した。そして「バッティングは剛っぽい。」と西岡剛選手の名前を挙げ、「走攻守三拍子そろったいい選手」と絶賛した。

阪神はポスト鳥谷として遊撃手の候補の獲得が補強ポイントの上位に挙がっている。その中で今年は日大の京田陽太選手、早稲田大の石井一成選手、そしてこの吉川尚輝選手をリストアップしている。しかし吉川選手は遊撃手を獲得したい多くの球団がドラフト1位候補に挙げており、1位で確実に消える選手となっている。

阪神は昨年、高山俊選手、坂本誠志郎選手を1位2位で指名し、今年は田中正義投手など投手の指名の可能性もあるが、金本監督の方針で野手を優先させる可能性もあり、ドラフト1位で吉川選手の指名の可能性は高いとみられる。

全国の舞台で、そしてドラフト候補投手を相手に結果を残した事で、プロで間違いなく活躍できるという評価になった。秋のドラフトでは1位指名が待っていそうだ。

2016年度-大学生内野手のドラフト候補リスト

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吉川は西岡、守備は菊池級 デイリースポーツ1面 2016/6/8

 

この日もスタンドはスカウト陣が大挙集結。「ポスト鳥谷」として熱視線を送る阪神は14人態勢で視察し、和田豊SAは「全国レベルの投手に対して、凄い対応力。打撃は剛(西岡)っぽい。守備は(広島の)菊池が守っているようだね」と賛辞を並べた。

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