早稲田大・石井一成選手が2戦連発、阪神が10人態勢で視察

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早稲田大の石井一成選手が2試合連続となるホームランは、貴重な勝ち越し弾となった。打撃のある遊撃手に、この日は阪神が10人態勢で視察を行った。

2戦連発

石井選手は法政大との1回戦で、初回にタイムリー2ベースヒットで先制すると、5回にはその時点で勝ち越しとなる2ランホームランを放ち3打数2安打3打点の活躍を見せた。そしてこの日は7-7の同点で迎えた8回、「甘い球がきたので、思い切って打ちました。完璧です」というホームランで乱打戦を制した。

大学生遊撃手では中京学院大の吉川尚輝選手や日大の京田陽太選手に次ぐ選手としてプロも注目をしていた。大学3年時には早稲田のショートのレギュラーとなり、春秋連覇に貢献した。しかしこの春は2本塁打など長打力が増したものの打率は.286どまり、序盤から中盤にヒットが出ずに苦しんだ。

そしてこの夏、8月下旬になり打撃の改造を行った。「何もかも変えた。不安はあったが、リーグ戦だけがすべてじゃない。」と話し、「今まで打撃フォームを変えたことはないけど、このリーグ戦だけでなく、プロとかでも活躍したいので」とプロを見据えた思い切った打撃改造だったが、その成果はこの2戦で7打数4安打4打点3本塁打という形ですぐに表れた。

阪神が視察

この日は阪神スカウトが、佐野統括スカウト、和田SA、蔦村球団副本部長など10人で視察を行った。昨日に創価大・田中正義投手を視察した流れでの今日の視察となったが、この日の2回戦では明治大の星知弥投手や明治大・牛島将太選手が登場したものの、阪神は今年序盤より名前を挙げており、石井選手が目的だったとみられる。

北條史也選手のショートを守るようになり、吉川選手や京田選手をドラフト1位でといったショートの獲得の優先度はやや下がったが、まだ選手層が薄いのは事実で球団関係者も「二遊間を守れる選手はほしい」と話す。ポスト鳥谷として同じ早稲田大の遊撃手の獲得も視野に入れている。

石井選手は作新学院の出身で、夏の甲子園での母校の優勝には「後輩に元気をもらってしまいました」と話す。この勢いでプロ入りまで一気に上り詰めるか注目したい。

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「今まで打撃フォームを変えたことはないけど、このリーグ戦だけでなく、プロとかでも活躍したいので」と8月下旬から打撃フォームの修正に取り組んでいる。後輩から刺激を受けた石井はプロ入りも視野に、さらなる進化を目指す。

8月下旬から、高橋広監督(61)とともに打撃改造に取り組んだ。「何もかも変えた。不安はあったが、リーグ戦だけがすべてじゃない。変えたのは、これから上でやるため」。長打力を出すため、振り幅を大きくするフォームに改造。ノックやティー打撃で狙いの方向に飛ばすことを心がけ、感覚を磨いた。

 “もっている男”かもしれない。神宮のバックネット裏には、佐野統括スカウトらスカウト陣8人、さらに和田SAに嶌村球団副本部長と虎関係者が総勢10人-。前日10日に創価大・田中正義投手を視察した流れで一大集結した形になったが、そんな視線の前で、早大の3番・石井が魅せた。

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