桜美林大・佐々木千隼投手は4失点敗戦、千葉ロッテなど5球団視察

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首都大学リーグの桜美林大vs帝京大の試合では、桜美林大のドラフト1位候補・佐々木千隼投手が先発し完投するも4失点し敗戦投手となった。それでも視察した5球団のスカウトは好印象の評価をしている。

変化球織り交ぜ

佐々木投手はこの日は最速148キロ、この1年の疲労が出てきているのか良いときに比べると球威が落ちている。この日は2回に自らの悪送球などで2点を失うと、8回には同点に追いつかれる1点を失い3-3で延長に入る。そして10回裏、追い込みながらもタイムリーヒットを浴びてサヨナラで敗れた。9回2/3を投げて8安打9奪三振4失点、佐々木投手は「疲れとかはない。情けない投球をしてしまった」と話した。

それでもスライダー、カーブ、ツーシームなどの変化球を織り交ぜ、9つの三振を奪うなど粘りを見せた。視察した千葉ロッテの永野チーフスカウトは「途中から修正した。配球を変えられるのは先発投手としての大事な能力」と評価し、また「低めに集められる力は持っている」と話した。

阪神や東京ヤクルト、そして巨人もドラフト1位候補に挙げている佐々木投手、大学ではこれまでフルに投げてチームをリーグ上位の位置に押し上げていた。しかし残る目標はリーグ制覇、「優勝したい。切り替えてやらないと」と気合を入れなおしていた。

2016年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト

2016年度-首都大学リーグのドラフト候補リスト

それでも、最速148キロを計測した直球が本調子でない中、スライダー、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球を制球よく配し、9奪三振。ロッテ・永野チーフスカウトは「途中から修正した。配球を変えられるのは、先発投手としての大事な能力」とうなずいた。

4球団が視察する中、最速148キロをマーク。しかし延長10回に安打と四球で走者をため、真ん中に入った直球を右前へはじき返された。9回2/3、8安打9奪三振の内容に「疲れとかはない。情けない投球をしてしまった」と肩を落とした。それでもロッテ永野吉成チーフスカウトは「低めに集められる力は持っている」と評価は不変だった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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