東洋大vs千葉ロッテ、藤岡貴裕、内山拓哉が完封リレー!

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プロアマ交流戦、千葉ロッテvs東洋大の試合がQVCマリンで行われた。

東洋大の先発は千葉ロッテが1位指名を公表している藤岡貴裕投手、本来はまだキャンプ中の時期でもあり日本選手権や日米野球の疲れもまだ残っている状態で球速は142kmが最高だったものの、変化球を駆使して千葉ロッテ2軍打線を3回ノーヒット、3奪三振という素晴らしいピッチングを見せた。

対戦した千葉ロッテ・高橋慶彦監督は藤岡投手について、「疲れてると聞いたけどバランスがいい。元気なら球速も145キロ以上だろう。もっと良くなる」とコメント、また、ロッテ・松本尚樹編成統括も「疲れもあるこの時期の大学生が無安打投球。あらためて素晴らしいと思わされた。強さと柔らかさが同居した今までにいないタイプ。対応力にもたけ、これだけ出来上がった投手は、今までアマチュアでは見たことがない。」とコメントしている。藤岡投手はQVCマリンのマウンドについて「雰囲気良く投げやすい。距離は一緒ですが、捕手がとても近く感じる」と好感をもったようで、距離がぐっと近づいた感じがする。藤岡投手には複数球団が指名することが確実視されており、あとは抽選の結果という事になる。

東洋大、2番手は同じくドラフト候補の内山拓哉投手、藤岡投手と同じくまだ本調子ではないものの144kmをマークしたストレートで千葉ロッテ打線にフライを上げさせて打ち取り、4回から7回までの4イニングをわずか1安打に抑える好投を見せた。こちらも秋の活躍が期待される内容で、ドラフト候補としてぐっと評価を挙げそうな気配だ。

また打撃では3番鈴木大地選手が第4打席に左投げの那須野巧投手から2点差とするタイムリー3ベースヒットを放ち勝負を決めた。

ドラフト候補がまだ調整の時期ながらもシーズン中のプロ2軍を相手に完封リレー、2-0で勝利した。今年のドラフトという視点では、藤岡投手、内山投手、鈴木投手など東洋大の選手の活躍は非常にうれしく、ドラフト会議がますます楽しみになった。しかし、こういう事が続いていくと、高校生選手をプロがドラフトで指名し育成するというプロのもうひとつの使命の是非を問う事になる重大な問題だと思う。

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    この記事を書いた人
    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
     また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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