【更新】明大・野村祐輔投手、完封で28勝目!

野村祐輔, 明大

東京六大学の明大vs慶大の対戦では明大の野村祐輔投手が先発し、慶大打線を108球で完封、通算28勝目を手にした。チームも首位に立ち優勝も見えてきた。

慶大4番でドラフト1位候補の伊藤隼太選手との勝負に力がこもっていた。1回の打席ではカウント2-3からインコースにカットボールを差し込み見逃し三振、結局伊藤選手から2三振を奪いノーヒットに抑えると、合計でも9奪三振。これで通算奪三振数は343でリーグ歴代7位の記録、あと2つで30勝&300奪三振を達成する。

ドラフト1位指名を公表している広島・苑田スカウト部長は「どの球種も出どころが同じで打ちにくい。カーブ、スライダー、ストレート…、どの球もカウント球にも勝負球にもなる。10勝はできる投手」と絶賛、他球団のスカウトもこの好投を見ており、簡単に競合を避けて指名を回避するのには惜しい投手に見えただろう。

  •  - ”ドラ1”対決 明大・野村完勝! - 中日スポーツ:
  • ドラフト1位候補対決は、明大の野村祐輔投手(4年・広陵)が完勝した。阪神のドラフト1位候補の慶大の主砲、伊藤隼太外野手(4年・中京大中京)を4打数1安打に抑えるなどし、5安打無四球で今季初完封を飾った野村は通算28勝目。明大は7-0で慶大を破り勝ち点を3とし首位、4季ぶりのリーグ優勝に大きく近づいた。法大戦に続いて勝ち点を落とした慶大は、春秋連覇が絶望的となった。

     マウンドでこんなに派手にほえる野村は久しぶりだった。今季初完封、しかもドラフト1位候補のライバル伊藤に完勝。何より、陸の王者を優勝争いから突き落とし、2年秋以来の優勝を大きくたぐりよせた。「慶応には3季連続で勝ち点を落としている。同じ相手に何度も負けるわけにはいかないので、強い気持ちで臨みました」

     伊藤との対決は、ネット裏のスカウトも、うならせた。見せ場は1回にいきなりやってきた。2死二塁、スライダー、カット、カーブと持ち球を駆使して3ボール2ストライクからインコースへのカットで見逃し三振。伊藤を1位候補に挙げ、ぞっこんの阪神の平塚スカウトも「左打者の泣きどころ、あそこに決められたらしょうがない」と舌を巻いた。

     直後の2回に3点、さらに3回に2点の援護をもらうと、もう独壇場。1回戦で二塁打を打たれた伊藤は復調しつつあったが、全くバッティングをさせない。7回に、チェンジアップでボテボテのゴロに仕留めたのを二塁内野安打にされ4打数1安打だったが、内容的には完勝。「シングルヒットならいいというぐらい思い切って投げた。甘い球は逃さないので、コースをしっかりついた」。9安打を浴びて2失点で今季初黒星を喫してから中1日。寮で同じ部屋の2年生・岡の活躍で巡ってきたリベンジ機会をものにした。

     ドラフト1位指名を公言している広島の苑田スカウト部長は「どの球種も出どころが同じで打ちにくい。カーブ、スライダー、ストレート…、どの球もカウント球にも勝負球にもなる。10勝はできる投手」とあらためて絶賛。ここに来て、明大OBの星野監督が指揮を執る楽天も、野村に大きな興味を示し始めており、1本釣りを狙う広島としては、好投を喜んでばかりもいられない状況にもなってきた。

     優勝への最大の関門の慶大戦を突破して通算28勝。この日の9奪三振で殿堂入りの先輩・秋山登氏を抜いて単独7位となった343奪三振と合わせて、史上7人目の「30勝、300奪三振」も見えてきた。リーグ優勝の先には、仲もいい東海大・菅野、東洋大・藤岡と対戦を誓い合った神宮大会もある。順調にいけば明大の最終戦は23日の東大戦。27日のドラフト会議にリーグVエースとして臨める。


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