中央大・北村恵吾選手が大学1号ホームラン、秋は4番へ

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昨年の夏の甲子園で1試合2本塁打を放ち、注目されたもののプロ志望をしなかった中央大の1年生・北村恵吾選手が、大学1号ホームランを放った。

ライバルの活躍

中央大は、今年の入学者の豪華さに注目されていた。高校通算56本塁打の東海大相模・森下翔太選手、プロも注目した俊足の関東第一・斎藤未来也選手、ショートの守備力と俊足が光っていた市太田の今井大輔選手、センバツで好投しプロの評価も高かった富山商・沢田龍太投手など。そしてその中でも甲子園の智弁和歌山戦で2本塁打を放ち、高校通算44本塁打でプロも上位指名を検討していたという近江の北村恵吾選手の存在感は大きかった。

春のリーグ戦が始まると、同じスラッガーのライバル・森下選手がスタートからダッシュした。6番ライトで開幕スタメン出場をすると、木製バットでの打撃も徐々に良くなり、亜細亜大4回戦でホームランを放って勢いづくと、国学院大戦では特大のホームランを見せた。打順もクリンナップにはいり、最後の立正大戦では4番を任された。

この活躍を、北村選手は最初はスタンドで見ていた。同じく期待されて入学したライバルの姿は大いに刺激された。北村選手は4月9日の東洋大2回戦に代打で出場し1打数0安打、その後も代打で出場したが4試合4打席で3打数ノーヒットだった。

そしてこの日の7回、1年生春のリーズンが終わる最後の試合で、しかも、4番・森下の代打として打席に送られた北村選手は、レフトスタンドにホームランを放った。1年生の春に1安打、1打点、そして1本塁打。ギリギリのところで間にあった。北村選手は「打った瞬間。やっと出ました」と喜びよりも安心した表情を見せた。

代打を送られた森下選手も、北村選手のホームランをベンチで喜んだ。「恵吾は良いライバルであり、仲間。来年、再来年くらいには3、4番を打てるくらいになりたい。恵吾が4番で。僕は3番がいいです」と話し、3番・森下、4番・北村のクリンナップを希望した。

その森下選手は打率.306でリーグ11位となり、2本塁打9打点を挙げた。特に打点とホームランは勝敗につながる場面で出て、昨年に春・秋とも最下位だった中央大の2位躍進に大きく貢献した。そしてそれが認められ、外野手として満票でベストナインに選ばれた。

まだ森下選手に追いついたとは言えないが、1年春に1本出た事は大きく、これから夏のトレーニング期間でのモチベーションも高くなる。「神宮の雰囲気がわかったし、緊張感も味わえた。秋はもっと出場機会を増やせるようにしたい」と話し、秋のスタメン獲得に意気込みを見せた。

こんなチーム、見てて楽しくないわけがない。中央大にもようやく春が訪れた。

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今季は途中出場が多かったが「神宮の雰囲気がわかったし、緊張感も味わえた。秋はもっと出場機会を増やせるようにしたい」と力を込めた。同学年の森下は全14試合に出場し、打率3割台をマーク。「森下が活躍しているのを見て悔しい気持ちだった。負けないように頑張りたい」。
森下も「恵吾は良いライバルであり、仲間。来年、再来年くらいには3、4番を打てるくらいになりたい。恵吾が4番で。僕は3番がいいです」と共闘を誓っていた。

中大1年生の北村が途中出場で左越えにリーグ戦初本塁打。通算5打席目での一発に「打った瞬間(にわかった)。やっと出ました」と表情を緩めた。

1年生ながら開幕からスタメン出場を続け、打率・306、2本塁打をマークした森下は、この日の試合でリーグ戦初の4番に座り1安打。「素直にうれしい。自信になるし、1回で終わらず、秋も、2年から4年でも取れるようにしたい。もっと成長して秋に臨みたい」と、さらなる活躍を誓った。

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