最速152キロの速球を投げる神奈川大・神野竜速投手が、進路をプロ一本に絞ったことを明かした。今年は決め球の習得をし、秋に向かって歩みを早める。
サヨナラ2ラン浴び
神野竜速投手が西武台千葉で最速140キロ中盤の速球を投げて注目され、神奈川大では最速152キロの速球を投げる。昨年秋は3勝2敗、防御率2.17の成績を上げてチームを優勝に導くと、関東地区大学野球選手権も突破し明治神宮大会に出場した。
その明治神宮大会では、初戦の龍谷大戦で先発し、6回3安打6奪三振1失点、自責点0の好投で勝利すると、続く中部学院大戦でも先発したが、2回2/3を投げて4失点をした。それでもチームが勝ち上がり準決勝で東京六大学覇者の慶応大と対戦する。
その試合でも4−4の9回にリリーフで登板をした。しかし、1アウト3塁のピンチを招き、慶応大の下山悠介選手にサヨナラ2ランホームランをあびた。「4年生の学生野球を終わらせてしまって、全身に力が入りませんでした。全てが終わったなと。その後のことは全然覚えていません」と話す。
その後、招集されていた侍ジャパン大学代表候補合宿にも参加せず、1回戦を投げた時点でコンディションはかなり悪かったのではないかと思う。その中で受けた悔しさを思いながら、「チームのリーグ優勝と日本一に少しでも貢献したいです。」と今年の目標を語った。
プロ
また、「進路はプロ一本に絞っています。少しでも上の順位で指名を受けて、岸川監督と両親に恩返しをしたいです」と、進路をプロ一本に絞ったことを明らかにした。
素晴らしい腕の振りからの最速152キロ、そして現在は「スプリットとチェンジアップの間のような球です。日本ハムの伊藤投手が投げていて、自分も取り入れてみようと」と決め球となる変化球の習得を目指す。
元西武の岸川監督も「向上心の強い子です。冬場のきつい練習の後にも自主練習できっちり追い込めますし、プロに行くだけの力はあると思います。だからこそ、この春に結果を残して欲しい」と話し、プロへの道の手引きを進める。
まずは春に、昨年秋のような勢いのある球が戻っているかを注目したい。状態が良くなれば、春に5勝、そしてドラフト会議では3位前後での指名が狙えると思う。


今秋のドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕の神野竜速(りゅうどう)投手(3年=西武台千葉)は、今年の目標を「チームのリーグ優勝と日本一に少しでも貢献したいです。進路はプロ一本に絞っています。少しでも上の順位で指名を受けて、岸川監督と両親に恩返しをしたいです」と話した。
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