首都大学リーグが開幕し、日体大vs筑波大の試合ではドラフト1位指名候補の矢澤宏太投手が投打でプレーした。この試合には10球団23人のスカウトが視察をした。
両方トップクラス
先発した矢澤宏太投手は、得意の鋭いスライダーを中心に7回を投げて3安打1失点、最速は145キロと抑え気味で奪った三振も5つだったが、安定した投球を見せた。また、降板後はDHを解除して5番ライトに入り打席に立ったが、2打数ノーヒットだった。
試合は2−3で敗れ、「今日は自分が打てば勝てた。次は好機で1本打ちたい」と打撃の方で反省をすると、投球の方でも初回に先頭打者に四球を与えてから、振り逃げで1点を失ったことに「課題。嫌な部分がある」と話した。一方で力をやや抑えながらの投球でも「夏のオープン戦でも直球が悪くてもスライダーで抑える。スライダーがだめでも直球やチェンジアップで抑えるといったようにいろんな事を試してやってきた。ストレートがだめでもスライダーでいけるという自信がある。特に力を入れず、ストライクゾーンに投げればそれほど打ち込まれない」と話し、自信も見せた。
矢澤投手は9月1日にプロ志望届を提出済みで、「4年前からこのドラフトをずっと意識してやってきたのでいつもと変わらない」と矢澤投手、この日は10球団23人のスカウトが視察、阪神は和田TA、畑山統括スカウトが視察をした。
中日・米村シニアディレクター:「投手としても、打者としてもトップクラスの選手に間違いない。我々は立浪監督に対して「打つのも投げるのも、いい素材がいますよ」と提案するだけ。」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「変化球とのコンビネーションがいい。投手としても、野手としても魅力がある。」
投手・野手としてすでに評価は高い所で固まっている。
「4年間やってきたことを出し切りたい。首位打者と最優秀投手は狙いたい」と話す矢澤投手、ドラフト会議に向かって邁進する。


▽中日・米村シニアディレクター 投手としても、打者としてもトップクラスの選手に間違いない。我々は立浪監督に対して「打つのも投げるのも、いい素材がいますよ」と提案するだけ。
▽ヤクルト橿渕スカウトグループデスク 変化球とのコンビネーションがいい。投手としても、野手としても魅力がある。



1日にプロ志望届を提出した左腕。「4年前からこのドラフトにかけてきた。とうとう4年がたったんだな」。この日は10球団23人のスカウトが集結。阪神は畑山統括スカウトと和田TAがネット裏から視察した。

コメント