北東北大学リーグでは富士大vs青森大の対戦が行われ、青森大が2-0で勝利し優勝を決めた。富士大はプロ注目の金村尚真投手が先発も今季初失点した。
「いい時をみている」
この日の金村尚真投手は、最速は140キロ中盤で、カットボール、スライダーなどを使った投球を見せた。良い時はこの投球に140キロ近い速球が加わるが、この日は本来の状態ではなかった。
これまで今季39イニングを無失点に押さえていたが、この試合の6回に1アウト3塁からタイムリーヒットで今季初失点、更に2塁打を許して2点目を与えた。それでも9回6安打10奪三振、無四球で2失点に抑え、悪いなりに抑える力を示した。
0-2で敗れて青森大が優勝し、優勝を逃した金村投手は「頭の中が真っ白になった。もっといいピッチャーにならないといけないとあらためて思った。」と話した。
この日は巨人、北海道日本ハム、埼玉西武などのスカウトが視察し、埼玉西武の塩崎編成ディレクターは「ピッチングができる。大崩れしない。きょうだけを見たらもの足りないかもしれないが、いいときを見ている」と話して評価は変わらなかった。
埼玉西武は金村投手を高く評価しており、2位までには指名をしてくる可能性が高いと見られる。実践力のある金村投手に他の球団がどのように評価をしてくるかが注目される。
ドラフト注目投手に成長した金村投手、4年間の大学野球を終え、「1年生から投げさせてもらって、いい先輩たちにも巡り会えて、野球人生で一番成長できた4年間だった。4年間を振り返ると後悔はあまりないし、これで負けたら仕方ないというか、やりきった感じですね」と話した。

日本ハム、巨人などのスカウトが視察。傾斜が緩いマウンドで最速は140キロ中盤だったが、カットボール、スライダーなどで空振りもカウントも取れて無四球で6安打2失点完投。41イニングで2失点、四死球はわずか4。高い評価は変わらず、西武の潮崎編成ディレクターは「ピッチングができる。大崩れしない。きょうだけを見たらもの足りないかもしれないが、いいときを見ている」と話した。

リーグ優勝と11月の明治神宮大会出場の可能性は消滅した。それでも「1年生から投げさせてもらって、いい先輩たちにも巡り会えて、野球人生で一番成長できた4年間だった。4年間を振り返ると後悔はあまりないし、これで負けたら仕方ないというか、やりきった感じですね」と話した。すでにプロ志望届は提出済み。10月20日のドラフト会議で吉報を待つ。
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