東都大学リーグでは国学院大のプロ注目153キロ右腕・田中千晴投手が日大戦に先発し、5回を投げて3安打無失点の好投を見せた。北海道日本ハムのスカウトが絶賛している。
防御率0.44
先発した田中千晴投手は、最速148キロのストレートと100キロ台のカーブを織り交ぜるなど緩急をつけ、5回を投げて3安打無失点に抑える好投を見せた。これで11日の1回戦に続いて日大に勝利し、チームはトップに浮上した。
田中投手は190cmの長身から153キロの速球を投げる投手だったが、昨年まで実績は殆どなかった。春のリーグ序盤に先発として登板し、威力ある球を投げていたものの、制球などの課題を見せて11回を投げて0勝1敗に終わっていた。
しかし、この夏は連日3時間の投げ込みを行ってフォームが固まると、この秋はエースとしてチームの柱となり、この日はリーグ3勝目を挙げ、防御率0.44と安定した成績を残している。
ドラフト候補としても注目されるが、この日視察した北海道日本ハムの坂本スカウトは「春から見ているが、こんなに伸びる選手はなかなかいない。素晴らしい」と話し、成長のスピードを絶賛すると、同じく日本ハムの山田スカウト顧問も「変化球が低めに決まっている。真っすぐも変化球もいいし、制球もまとまっている。体重移動がすごくいい。体重がしっかり左足に乗っているし、リリースポイントも安定。もっと体力をつければスピードは上がるんじゃないかな」と各ポイントを絶賛した。
ドラフト会議前の18日にも亜細亜大との試合があり、そこで勢いをつけてドラフト会議を迎えたい。


この夏は連日3時間の投げ込みでフォームを固めた。結果、今秋は防御率0・44と安定。1メートル90の最速153キロ右腕に視察した日本ハム・坂本晃一スカウトは「春から見ているが、こんなに伸びる選手はなかなかいない。素晴らしい」と絶賛する。

試合を視察した日本ハムの山田正雄スカウト顧問は「変化球が低めに決まっている。真っすぐも変化球もいいし、制球もまとまっている。体重移動がすごくいい。体重がしっかり左足に乗っているし、リリースポイントも安定。もっと体力をつければスピードは上がるんじゃないかな」と評価した。
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