関西六大学リーグでは、大阪経済大の津田淳哉投手が登板し、最速151キロを記録したストレートと変化球を織り交ぜ、6回1/3を6安打無失点に抑えた。中日のスカウトが評価している。
大学で球速アップ
津田淳哉投手が高田商時には最速は135キロだったが、大学入学後にウエートトレーニングに力を入れて体重が10kg増えると、2年春のリーグ戦で157キロを記録している。ただしこの球速は誤計測と見ているようで、最速を150キロと認識されている。
この日の神戸学院大戦で先発すると、6回にノーアウト1,2塁のピンチの場面で、その自己最速を1キロ更新する151キロを記録し、カーブ、フォークを織り交ぜて、6回1/3を6安打無失点に抑えた。「すべての力を使って投げました」と話した。
「試合を通して完投を目指してますが、1イニングずつ飛ばして投げていくことだけ意識しています。後ろに信頼できる投手がたくさんいますから」と話したものの、この日は7回に1アウト満塁のピンチを招いて降板した。視察した中日の山本スカウトからは「昨年も短いイニングで球速が出ていた。スライダーが良く、曲がりも大きい。きょうは4回ぐらいから球威が落ちた。課題は投げるスタミナ」と話し、先発投手としてはスタミナが課題とした。
「個人的にはプロに行きたいです。プロしか見てませんがまだ実力が伴っていません。今はリーグ戦で勝つことしか意識にはありません」と話す津田投手、今年のドラフト会議を目指すためには、この春のリーグ戦で先発として投げるなら、7回をピシャっと抑えるのような投球を見せたい。ただし、プロは短いイニングを想定した形で見ている可能性もあり、今のように1回1回を力投で抑えていく姿を見せ続けるのも良いのではと思った。
最終的に秋の時点でどのくらいの評価になっているのか、注目したい。


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