侍ジャパン大学代表の投手で、最速154キロの速球と実戦的な投球でドラフト上位候補に名前の挙がる大阪商業大の上田大河投手が、大阪学院大戦で先発すると、ノーヒットノーランを達成した。
6球団視察
この日の上田大河投手は、最速は149キロだったが、スライダーやスプリットなどを織り交ぜる持ち前の実戦的な投球で、大阪学院大を8回までパーフェクトに抑える。しかし7回に右手中指の皮がめくれるアクシデントに見舞われると、13-0と点差も開いた9回1アウトから四球を与えて完全試合はのがした。
それでも1アウト1,3塁となってから、「狙い通り」とフォークを打たせて二塁ゴロの併殺に打ち取り、人生初となるノーヒットノーランを達成した。試合後には「あと一歩で完全試合を達成できたので非常に悔しいです」と悔しさをにじませたが、「常に走者を出さないピッチングを目指していた。達成できて良かった」と話した。
この日は巨人、阪神、オリックスなどが6球団が視察し、広島は3人態勢で視察をした。注目選手の揃う大学生投手の中で、3年、4年と侍ジャパン大学代表メンバーに選ばれている上田投手、早くから高く評価される一方で、この1年間で状態の良い時と良くない時もあり、また、U18代表との壮行試合でも、細野晴希投手や常広羽也斗投手のような圧倒感は無く、ハッキリとドラフト1位候補といえない所がある。
この日は、広島の田村スカウトが「投球フォームのバランスが春よりも良い。総合力が高く、伸びしろもある」と評価、オリックスの谷口スカウトも、「先発もできるし、後ろでもフォークがあるから短いイニングでも適応できる。」と話し、オリックス投手陣と比較して「そこに食い込むぐらいの力はある。いてくれたら使いやすい投手というか、監督からしても頼りになるピッチャーになる」と評価した。
これでハッキリとドラフト1位と言えない所はあるが、少なくともプロでやれそうだということで、ドラフト上位で指名しても大丈夫という感覚にはなったのではないかと思う。ドラフト前でアピールとなったことは間違いない。
関西の大学生No・1投手と評される最速154キロ右腕を目当てに、球場には阪神や巨人などのNPBスカウトが訪れた。3人態勢を敷いた広島の田村恵スカウトは「投球フォームのバランスが春よりも良い。総合力が高く、伸びしろもある」と高評価した。
オリックスの谷口スカウトは「先発もできるし、後ろでもフォークがあるから短いイニングでも適応できる。そこに食い込むぐらいの力はある。いてくれたら使いやすい投手というか、監督からしても頼りになるピッチャーになる」と高評価。
この日は阪神を含む6球団のスカウト陣が視察に訪れた。オリックス・谷口スカウトは自球団の強力投手陣を引き合いにし「そこに食い込む力はある」と高い評価を口にした。
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