最速151キロの速球を投げる左腕投手として注目された仙台育英の仁田陽翔投手、ドラフト会議では強い気持ちで指名を待ったものの名前は呼ばれず、その後に多くのオファーがあった中から立正大を選んだ。
東都2部
ドラフト会議では「支配下でしかプロに行かない」と決めており、支配下ドラフト指名が終了した時点で仁田陽翔投手のドラフト会議は終わった。
最速151キロの速球を投げる左腕投手には、ドラフト会議の終了直後から仙台育英の須江監督に獲得の連絡が殺到したという。東北の名門大学や首都リーグの強豪大学、都市対抗優勝経験のある社会人チームなど様々からオファーがあったという。
仁田投手は「元々覚悟していた。どっちになっても頑張ると決めていたので、そこまで落ち込むことなくすぐに前向きになれました。4年間でしっかりやろうと」と話し、多くのオファーの中から東都2部の立正大に進学することを決めた。 「凄く良い雰囲気で練習ができています。グラウンドも広いですし、トレーニングルームも充実している。ずっと好不調の波があったので波を減らしていきたい」とその理由について話した。
昨夏は注目されたものの、結果を出すことができなかった。しかし、秋の国体までにフォームを改良すると、国体では150キロの球でストライクゾーンで勝負できるようになった。ドラフト会議には間に合わなかったが、「4年間あるのでじっくりできる。社会人ではまた結果、結果になるかもしれない」と話し、大学4年間の時間でゆっくりと、着実に成長をする。
仙台育英のチームメイトは早稲田大に高橋投手、明治大に湯田投手が進学し、東京六大学の方に進んだ。しかし東都には花巻東の北條慎治投手が青山学院大に、大船渡の佐々木怜希投手が中央大に進学する。二人は大船渡一中時代の同級生で、「2人とも1部にいるので早く上がらないといけないと思います」と話した。
4年後、1部で150キロの球を投げる左腕投手が、ドラフト1位で指名されるように。



コメント