190cm101kgの大型外野手で、高校通算24本塁打のパワーと50m6.1秒の俊足、そして遠投120mの強肩を持つ大阪学院大・エドポロケイン選手に、広島など8球団のスカウトが視察した。
パワー&俊足の三塁打でアピール
体も更に大きくなった。189cm85kgだったエドポロケイン選手は昨年の春のリーグ戦で3本塁打、打率.302を記録していたが、この春は190cm101kgとなり、スイング力が更に高まった。その目的は1シーズン5本塁打のリーグ記録を塗り替えることで、「3本を超したいですし、リーグの5本塁打の記録も更新したい。好不調の波をなくして、ムラがない打者になりたい」と話す。
この日は3番センターで出場すると、初回に初球のインコースの球を強く叩いて痛烈な当たりでレフトに運ぶヒット、そして4回には先頭打者でライトの前に落ちるあたりで、快足を飛ばして三塁まで到達した。
この日は8球団のスカウトが視察をしたが、阪神は畑山統括スカウト以下4人態勢で視察をした。また、
広島・鞘師スカウト:「パワーはあるし、身体能力高いし、走攻守あるし、日本ハムの万波君みたい。粗さはあるけど。一生懸命やるし、守備位置まで走って行く姿とか。今後楽しみな感じがします」
と評価し、三拍子揃った能力はもちろん、プレー以外での部分も高く評価をしている。広島は昨年はベテランの秋山選手、今年は二俣選手を1番センターなどの抜擢しているが、かつての緒方選手のようなスピードも長打力もある外野手を獲得したい所だ。阪神も近本選手がFA権を取得する事もあり、1番センターも考慮しておく必要もある。
エドポロケイン選手は日本航空高校時に高校通算24本塁打を放っており、プロ志望届を提出していたものの指名漏れをしていた。その悔しさを持ち続けながら大学野球で結果を残してきた。今年1年は勝負の年となる。今の好調さを秋まで続ければ、貴重な強打の右打者で長打も俊足もある点は高く評価されるだろう。
特に昨年は埼玉西武にドラフト2位で指名された渡部聖弥選手のプレーを、近くで見てきた事もある。同じ右の強打者で俊足の中堅手。その渡部選手が記録した1リーグ5本を更新し、「より高い数字を求めていきたい」と向上心を見せた。記録、そしてプレースタイルで評価される選手となりそうだ。
昨年は西川選手や渡部選手、麦谷選手といった大学生外野手がドラフト上位で指名され、それぞれが開幕1軍となり結果を見せている。エドポロ選手も5本塁打などを記録してくれば、ドラフト会議では3位以上、2位くらいでの指名の可能性もありそうだ。

広島の鞘師スカウトも「パワーはあるし、身体能力高いし、走攻守あるし、日本ハムの万波君みたい。粗さはあるけど。一生懸命やるし、守備位置まで走って行く姿とか。今後楽しみな感じがします」と期待感を示した。

この日は8球団のスカウトが訪れ、阪神は畑山統括スカウトなど4人態勢で視察。広島・鞘師スカウトは「身体能力が高くてパワーがある。(日本ハム)万波くんのようなイメージ」と評価した。

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