大商大が7季連続V、エース・鈴木豪太が2日連続完投で監督不祥事を乗り越え優勝

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関西六大学野球の春季リーグ戦が20日、大阪商業大学が大経大を6-1で破り、リーグ最長を更新する7季連続28度目(旧リーグを含む)の優勝を飾った。プロ注目の最速147キロ右腕、鈴木豪太投手(4年=東海大静岡翔洋)が前日に続く2日連続完投という投球でチームを優勝に導き、自身もリーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。開幕後に監督が逮捕されるという異例の事態に見舞われながらも、チームは苦難を乗り越え、見事な逆転優勝となった。

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監督不祥事を乗り越え、歴史を刻んだ7連覇!

大阪商業大学は、困難なシーズンを乗り越え、リーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。今春のリーグ戦は、4月22日に冨山陽一監督(60)が道路運送車両法違反で逮捕されるという異例の幕開けとなった。5月15日には大学側が委嘱契約の解除を発表し、急きょ高瀬義和コーチ(60)が代行監督を務めることになった。この動揺の中で、チームは一時自力優勝が消滅する危機にも直面した。

しかし、「勝つことが商大の使命」という強い決意を胸に、選手たちは動じることなく戦い抜いた。続く神院大戦、そして優勝がかかった今節の大経大戦で4連勝を飾り、王者の意地を見せつけた。高瀬代行監督は「冨山が作ってきたチームなんでね。それを継続するために僕がいたというだけのことだと思います」と語り、チームの結束力を称えた。この勝利により、大商大は8大会連続15度目となる全日本大学野球選手権の出場切符を手にした。

鈴木豪太、魂の2日連続完投!有終の美を飾るMVP

7季連続優勝の原動力となったのは、やはりエース・鈴木豪太投手であった。今秋ドラフト候補にも挙がる最速147キロのサイドスロー右腕は、優勝がかかった大経大との2回戦で、前日19日の完封勝利に続く2日連続の先発マウンドに上がった。鈴木投手は、「自分が後ろに残るより、万全で投げられる投手が残っていたほうがいいなと思ったので先発でいこうと思った」と自ら志願しての2日連続の先発のマウンドだった。

気温25度を超える中、5回に連打を浴びて同点に追いつかれたものの、六回以降は一人も走者を許さず、9回5安打1失点で完投。2日間で計18イニング、210球を投げ抜く気迫の投球でチームを勝利に導いた。優勝が決まった瞬間、マウンドに立ち続けた鈴木投手は、「安心したというのが一番大きかった。冨山監督さんと7連覇すると約束していましたし、その約束を達成できたのはとてもうれしい」と笑顔で振り返った。

閉会式では自身2度目となるリーグ最優秀選手に選出された。鈴木投手は連盟を通じて、「チームの勝利に貢献できて良かった。全日本選手権でも関六代表として日本一を取れるよう、精いっぱい頑張る」と話す。昨年の大学野球選手権で一躍名前を挙げた鈴木投手、今年も全国の舞台でその魂の投球を見せる。

鈴木豪太投手 プロフィール

  • 氏名: 鈴木 豪太(すずき ごうた)
  • 生年月日: 2003年1月31日(22歳)
  • 出身地: 滋賀県長浜市
  • 経歴: 浅井西スポーツ少年団 – 彦根JBoys(捕手) – 東海大静岡翔洋高校 – 大阪商業大学(4年)
  • 投打: 右投右打(横手投げ)
  • 身長・体重: 175cm・84kg
  • ポジション: 投手
  • 最速: 147キロ
  • 主な実績: 関西六大学野球リーグ最優秀選手(MVP)2回受賞。今春リーグ戦で2日連続完投勝利。
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関西六大学の春季リーグ最終節2回戦が20日に行われ、大商大が大経大を下して7季連続28度目(旧リーグ含む)の優勝を飾った。これにより全日本大学野球選手権(6月9日開幕、神宮ほか)に8大会連続15度目の出場権を得た。
【大学野球】大商大が7季連続優勝 監督逮捕を乗り越え8大会連続の全日本大学選手権切符 - スポーツ報知
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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