大学侍JAPAN・伊藤樹投手、4回無失点の快投に日本ハムスカウト部長が絶賛

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侍ジャパン大学代表がが昨夏の都市対抗王者・三菱重工Eastに14-2で圧勝した試合で、今秋ドラフト候補の早稲田大学・伊藤樹投手(4年)が先発し、4回を2安打無失点に抑える快投を披露。ネット裏で視察した北海道日本ハムの大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「まとめる力がすごい」と高い評価を示した。

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投の軸・伊藤樹投手、元女房役との対決も制し4回無失点

大学日本代表のピッチャーの柱として、練習試合の初戦の先発に登板した伊藤樹投手は、最速146キロのストレートと多彩な変化球を巧みに操り、4回を投げて被安打2、3奪三振、無四死球と、自慢の制球力で社会人野球の王者を手玉に取った。

この試合には、ネット裏で視察したプロのスカウトも高い評価を与え、北海道日本ハムの大渕隆GM補佐兼スカウト部長はも高く評価をした。

北海道日本ハム・大渕隆GM補佐兼スカウト部長:「まとめる力がすごい。結局、トータルで点を与えない。意図して併殺が取れるし、どういう場面でもそれができる投手。自分の操れる武器を携えて、ゲームをやっている」

体のサイズや球速でいくと、常時150キロ前後を投げる他の大学生投手のほうが上かもしれない。しかし伊藤投手には登板した時の姿で、すでに相手打者を見下ろしてなげられるような雰囲気があり、「ああ、この投手は抑えるな」という安心感のようなものを感じる。ストレートは140キロ後半を記録し、多彩な変化球も丁寧にコーナーに投げ、投球はパワーだけじゃない、というものをしっかりと見せてくれる。

日の丸のエース格として、メジャーの卵たちと対戦する日米大学野球。「どこの場面でも、自分のできることをしっかり出したい。開幕戦じゃなくても、どこでも抑えるつもりですが、開幕戦で投げるのはなかなかできないこと。可能性があるとするなら、そこにできる限りの準備をして臨みたいなと思います」と話すエース・伊藤投手、大学代表を相手にもこの投球を見せることができたら、これから各球団がスカウト会議を行う時に、担当のスカウトも安心して推せる投手となり、そして首脳陣も納得してドラフト1位候補としてノミネートすることができるだろう。

伊藤樹投手 プロフィール

  • 氏名:伊藤 樹(いとう たつき)
  • 所属:早稲田大学(4年)
  • 出身高校:仙台育英高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 主な特徴や実績:大学日本代表の「投の軸」として期待されるプロ注目右腕。三菱重工Eastとの練習試合で先発し4回無失点と好投。日本ハム・大渕スカウト部長から「まとめる力がすごい」と高評価を受ける。2年連続で大学日本代表に選出。2025年春季東京六大学リーグ戦ではノーヒットノーランを達成。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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