大学侍ジャパン・中西聖輝投手が6回8K1失点、米国監督も「球種が多くてストライクが入っていた」と脱帽

2025年ドラフトニュース大学野球ドラフトニュース侍ジャパン

日米大学野球選手権大会の第2戦では、代表の2枚看板である今秋ドラフト候補の青山学院大・中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)が先発し、アメリカ打線を6回3安打8奪三振1失点と好投し、チームを勝利に導いた。

スポンサーリンク

投の軸・中西聖輝投手、6回8Kの快投「リズムだけは守って」

第2戦の先発マウンドを託された中西聖輝投手は、初回に米国打線から3つの三振を奪う圧巻の立ち上がりを見せた。3回までノーヒット5奪三振を記録したが、それでも本来の投球ではなく、2回にはすべて外野フライで内野ゴロは3回で0だった。

4回に内野ゴロ2つで、その一つが安打となるも三振を奪って無失点に抑えた。6回に点差が開いたこともあり2塁打と安打で1失点すると、その後も2つの四球を許した。アメリカの球審との判定の相性が合わなかった所もあるが、この日は5つの四球を与えた。

しかし2アウト満塁のピンチを最後は空振り三振で切り、その実力を見せつけた。「勝ててうれしい。無駄な球が多く内容は良くなかった中で、リズムだけは守って投げることを意識していた」と、試合後は冷静に自身の投球を振り返った。

米国監督も脱帽「日本のピッチャーは球種が多くて」

中西投手の好投から始まった日本の投手リレーは、早稲田大3年・宮城誇南投手、明治大学・毛利海大投手、亜細亜大学・齊藤汰直投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、4投手で計16個の三振を奪った。この投手力に、アメリカ代表のアンディー・スタンキウィクス監督も「先発の中西投手を含め、日本のピッチャーは球種が多くてストライクが入っていた。次は我々がカウントを有利にもっていきたい」と話した。

前日の伊藤樹投手に比べると、中西投手は本来の投球ではなかったかもしれないが、その高い実力でアメリカ打線を抑えた。春のリーグ戦の疲労もある中で、まだまだこんなものではないという印象だが、今年のドラフト1位候補として十分の投球を見せた。

日米大学野球はあと3試合あり、伊藤投手と中西投手は4戦目、5戦目の登板の可能性もあるが、今、個人的に心配をしているのは春からここまでの疲労の蓄積で、今後の状況次第だが、体のケアに専念してほしいという思いもある。

中西聖輝投手 プロフィール

  • 氏名:中西 聖輝(なかにし まさき)
  • 生年月日:2003年12月18日
  • 出身地:奈良県
  • 経歴:KGヒーローズ(小1) – 橿原磯城シニア(光陽中) – 智弁和歌山高校 – 青山学院大学(4年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:182cm・90kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:最速152キロを誇る今秋ドラフト上位候補右腕。2025年日米大学野球選手権第2戦で先発し、6回3安打1失点8奪三振の好投で勝利投手となる。大学日本代表の投の軸として期待される。2025年東都大学野球春季リーグでは最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインの3冠を達成。
【2025】侍ジャパン大学代表メンバー
7月8日から13日まで行なわれる、日米大学野球を戦う侍ジャパン大学代表メンバーが発表された。
2025年度-高校生投手-右投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
今秋ドラフト候補・青学大の中西聖、「リズムだけは守って」6イニング1失点 日本4投手で16K【日米大学野球】:中日スポーツ・東京中日スポーツ
◇9日 第45回日米大学野球選手権大会第2戦 日本8―1アメリカ(エスコンフィールド北海道) 日本が2連勝し、3連覇に王手。先発した今...
【日米大学野球】日本が2連勝で3連覇王手 明大・榊原3ラン 青学大・中西が好投/第2戦詳細 - アマ野球 : 日刊スポーツ
第45回日米大学野球第2戦。日本が8-1で快勝し2連勝。3連覇へ王手をかけた。先発の中西聖輝(青学大4年=智弁和歌山)が6回1失点の好投。打線は榊原七斗外野手… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
【日米大学野球】日本が開幕2連勝で3連覇に王手 榊原七斗が3ラン含む3安打4打点 中西聖輝も6回1失点の好投 - スポーツ報知
日本は12安打8得点と打線が機能し、開幕2連勝をマーク。大会3連覇へ王手をかけた。先発した今秋ドラフト候補右腕の中西聖輝(青学大4年)が6回3安打1失点、8奪三振の好投。4投手の継投で米国打線を抑え
【日米大学野球】5回終了で日本が8-0と大量リード 榊原七斗が3ラン含む4打点 中西聖輝も5回ゼロ封 - スポーツ報知
初戦からの2連勝を狙う大学日本代表は5回を終え、8-0と大量リード。先発した今秋ドラフト候補右腕の中西聖輝(青学大4年)が5回まで1安打無失点の快投。打線では2番の榊原七斗外野手(明大3年)が先制二
【日米大学野球】日本は青学大・中西が先発 大会1号の青学大・小田は2試合連続「3番一塁」 - アマ野球 : 日刊スポーツ
快勝から一夜明けた第2戦のスタメンが発表された。前夜8日に「3番一塁」で出場し、大会1号の右越えソロを放った青学大の小田康一郎内野手(4年=中京)が、2試合連… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント