来秋ドラフト候補の立命館大・西野啓也選手が好リード、4年生・遠藤翔海投手の“準完全試合”を演出

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明治神宮大会の出場権を懸けた関西地区大学選手権は2日、敗者復活1回戦が行われ、立命館大学(関西学生)が大阪産業大学(阪神大学)に6-1で勝利した。この試合で、来秋のドラフト候補として注目される西野啓也捕手(3年=高知)が、4年生左腕・遠藤翔海投手を巧みにリード。9回1死まで完全試合という圧巻の投球を引き出し、チームを敗退の危機から救った。

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遠藤、9回1死までパーフェクトの快投

あとアウト2つまで迫った大快挙に、球場は異様な緊張感に包まれた。立命館大学の先発・遠藤翔海投手は、9回1死まで一人の走者も許さない完璧な投球を披露。しかし、98球目、代打・三枝優大選手に内角直球を捉えられ、打球はレフト線へ。ここで完全試合、ノーヒットノーランともに夢と消えた。

「さすがにショックだった」とうなだれた遠藤投手。続く二ゴロの間に1点を失ったものの、許した安打はこの1本のみ。9回を投げきり、1安打1失点、8奪三振、無四球という圧巻の内容で、負ければ引退となる試合を勝利で繋いだ。

敗者復活に回っており、これから3連戦となる。「投手を休ませてあげたい」と、4年生として完投で責任を果たした。

来秋ドラフト候補・西野の好リード光る

この快投を演出したのが、来秋のドラフト候補としてプロからも注目される女房役・西野啓也捕手だ。春秋連続ベストナインに輝いた実力派は、この日、リーグ戦では封印していたツーシームとチェンジアップを解禁。巧みな配球でゴロアウトを13個も積み上げ、左腕の持ち味を最大限に引き出した。「今日は浅いカウントで打ってくれて、テンポのいい遠藤さんの持ち味とかみ合った」と分析した。

唯一悔やんだのは、打たれた9回の内角直球。「あそこは変化球を要求するべきだった。配球ミスです」と、自らを厳しく責めた。敗退すれば引退だった4年生への思いは強く、「3年間の中で、一番神宮に行きたい思いが強いチーム」と、主将の川本選手らのためにも、残り2勝を掴み取ることを誓った。

2年後のプロ入り目指す遠藤投手

快投を見せた遠藤投手は、大学3年時に左肘を骨折。先発に定着したのは今年からという苦労人だ。今秋は12季ぶりのリーグ優勝に貢献し、最優秀投手にも輝いた。卒業後は社会人野球の道へ進み、「2年後は頑張りたい」と、2027年のドラフト会議でのプロ入りを目指す。

西野 啓也 プロフィール

  • 氏名:西野 啓也(にしの けいや)
  • 所属:立命館大学 3年
  • 出身:高知高校
  • ポジション:捕手
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。大学日本代表候補。今季、春秋連続でベストナインに選ばれた強肩強打の捕手。巧みなリードで遠藤投手の快投をアシストした。

遠藤 翔海 プロフィール

  • 氏名:遠藤 翔海(えんどう かける)
  • 所属:立命館大学 4年
  • 出身:京都共栄学園高校
  • ポジション:投手
  • 投打:左投
  • 主な特徴や実績:最速145キロの左腕。今秋のリーグ戦で最優秀投手賞を獲得。代表決定戦で9回1死まで完全試合の快投を見せた。卒業後は社会人野球に進み、2年後のプロ入りを目指す。
2026年度-大学生のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

httpss://hochi.news/articles/20251102-OHT1T51366.html

httpss://www.nikkansports.com/baseball/news/202511020000967.html

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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