阪神・藤浪晋太郎投手に今度はメジャースカウトが注目

阪神ドラフトニュース2012年ドラフトニュース

 昨年、12球団のスカウトから注目をされ続けた、阪神ドラフト1位・藤浪晋太郎投手。プロ入りをしても今度はメジャーのスカウトから注目され続ける事になりそうだ。

 スポーツ報知によると複数のメジャー球団が藤浪晋太郎投手の視察のスカウトを派遣するという。ある球団のスカウトは「海外進出できるのは先の話だし、本人の意思も分からない。ただ、入団当時の能力を把握しておくのも仕事になりますから」と話し、数年後の獲得に向けて日本での成長の度合いを調べるために1年目から視察するという。

 北海道日本ハム・大谷翔平選手がメジャー挑戦を表明したのとは対照的に、メジャーには興味はなく12球団入りの意思をしめしてきた藤浪選手だが、中学時に英検の準2級を取るなど全くメジャーに興味が無いというのではなく、あくまで目標を段階的に設定しているように見える。中学時、そして昨年と世界選手権に出場し、世界の壁と戦ってきた経緯もある。阪神でエースとなった際には、今度は世界でという事になりそうだ。

 

 虎の至宝を、海の向こうも放っておくはずがなかった。あるメジャー球団のスカウトが、米国からの「藤浪詣で」が本格的にスタートすることを明かした。「海外進出できるのは先の話だし、本人の意思も分からない。ただ、入団当時の能力を把握しておくのも仕事になりますから」と、同スカウトはキャンプ中から積極的に足を運ぶと断言。現行制度上、藤浪が海外FA権を取得できるのは最短で2021年シーズン。実に9年もの歳月をかけるという、壮大なスカウティング計画だ。

 

 米球界挑戦に揺れた日本ハム・大谷とは対照的に、藤浪はメジャーに対しては無関心の姿勢を貫いてきた。「メジャーは最初から興味がない。日本で活躍しないと、それはない」と、昨秋のドラフト前にも発言した。ただ、中学時代から日の丸を背負うなど国際経験は申し分なし。NPBで順調に実績を積み上げていった場合には心変わりする可能性も十分にあるだけに、米球団もその動向を注視していく考えだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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