横浜商大・岩貞祐太投手が9回ノーヒットも1失点でノーヒットノーランならず、阪神、中日など6球団視察

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 神奈川大学リーグでは横浜商科大vs神奈川大の試合が行われ、プロ注目の岩貞祐太投手が先発すると、9回を完投してノーヒットに抑えたが、ノーヒットノーランはならなかった。

 この日は「イマイチだった」というが最速145km/hの速球で4者連続を含む11奪三振を記録、スライダーと共に今年から投げ始めているチェンジアップを有効に使った。ノーヒットに抑えたものの、6回に四球を許すとセンターの落球でランナーがホームインして失点、9回0安打1失点という珍しい記録でノーヒットノーランはならなかった。

 しかし岩貞投手は今季は防御率が0.45、8試合に登板して6勝とドラフト会議直前で好投を続けており、プロ球団の評価も高まっている。この日は阪神、中日など6球団のスカウトが視察し、阪神・北村スカウトは「ここ一番で、中1日でノーヒット。上位候補にふさわしい」と話すと、中日・石井スカウトも「スライダーの制球ができる。力を抜くことを覚えた」と評価した。

 岩貞投手は大学2年時に代表合宿に参加し、140km/h後半の速球とスライダーを評価されてから常に注目をされてきた。その後、小さく曲がるスライダーなど速い球で勝負をする投手になっていたが、今年に入り、チェンジアップなど遅い球を使うようになった。ヒットを打たれながらも三振を奪って抑える時もあるが、まだまだ成長をしているようだ。

 プロが常に欲しがっている左腕投手、今年は京産大の岩橋慶侍投手や京都学園大・白濱尚貴投手、東洋大の能間隆彰投手と、130km/h台後半のストレートと変化球で勝負する投手が多い中で、速球派であり緩い球も使えるようになった事で、今年の大学生左腕でNO1だろう。ドラフト会議では外れ1位、または2位指名が確実と見られる。

岩貞快投、9回無安打、虎スカウト「上位候補」  - デイリースポーツ紙面:2013/10/15

 

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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