東アジア大会決勝で日本が韓国を4-2で下して優勝、浦野博司投手は押し出し四球で1回で交代

浦野博司, セガサミー, 片山純一, 中野滋樹

 東アジア大会の野球日本代表チームは、決勝で韓国と対戦し、4-2で勝利して優勝した。JOCが派遣する野球大会では、1994年広島アジア大会以来の優勝だという。

 この日の先発は、予選の韓国戦で6回2安打5奪三振で三塁を踏ませないピッチングを見せた浦野博司投手が再び先発をしたものの、初回に四球で押し出しを与えるなど1失点と乱調で、2回に先頭打者に四球を与えたところで、片山純一投手に交代した。片山投手は8回までの7イニングを1安打11奪三振と完璧なピッチングで抑え、優勝を手にした。

 打線でもベテランのJR九州・中野滋樹捕手が逆転の2ランホームランを放った。9回には石川歩投手が登板したと見られるが1失点しているようで詳細を待ちたい。

 浦野博司投手は今大会は好投を続けていたが、最後に自滅というやってはいけないピッチングをしてしまった。大学時代に150km/hのストレートを低めに決めていたのだが、セガサミーに入ってからは1年目は140km/h前半という投球もあり都市対抗でもあまり良いと思わなかった。今年に入りドラフト候補上位候補として名前が挙がるようになると、良い投球と悪い投球がはっきりしており後一歩という感じだった。

 都市対抗を見ると楽なフォームから伸びるストレートを投げ、他の投手よりは良いものを持っているので、即戦力というよりは成長過程にあるように見える。

 プロ側でも今年の夏前あたりのスカウト会議ではオリックスなどが浦野博司投手の名前を挙げていたが、最近は名前があまり名前を聞かず、石川歩投手や柿田裕太投手、岩貞祐太投手などの名前を聞くようになった。ドラフト会議まであと10日を切り、最後のアピールをする事ができなかった浦野投手、プロ側はどんな評価をしているか、ドラフト会議に注目したい。

 韓国との決勝に臨んだ野球の日本は、31歳のベテラン左腕、片山(JR東日本)がピンチを救った。先発浦野(セガサミー)が一回に押し出し四球を与えるなど乱調。二回先頭に四球を出したところで交代した。片山はブルペンで10球ほど投げてマウンドへ。「代わるなら自分と思っていた。すぐにいけた」。この回を抑え、そのまま八回まで1安打無失点。内角を思い切って突く投球がさえ、11三振を奪った。

 東アジア大会第9日は14日に各種目が行われ、野球は決勝で韓国を下して優勝した。

 社会人の選手を中心とする日本は決勝で韓国に4―2で勝利し、優勝した。日本オリンピック委員会(JOC)派遣大会での金メダル獲得は、94年の広島アジア競技大会以来、19年ぶり。0―1の2回途中から救援した片山(JR東日本)が8回まで無失点と快投し、攻撃では4回にチーム最年長33歳の中野(JR九州)が逆転2点本塁打を放った。中野は「決勝で硬くなる中で、うまくベテランの体が動いた」と笑みが絶えなかった。


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