盛岡大付は松本、菜花の50本コンビが145km/hカルテットに立ち向かう

高校野球ドラフトニュース2014年ドラフトニュース

 大会6日目に東海大相模と対戦する盛岡大付は、ドラフト1位候補で高校通算54本塁打を放っている松本裕樹選手と、5番を打ち高校通算57本塁打の菜花大樹選手が、東海大相模145km/hカルテットに向かう。

至近距離練習

 盛岡大付は2012年夏に、160km/hを記録した大谷翔平投手から5点を奪って甲子園出場を決めている。この時は通常はマウンドから18.44mの距離があるが、打席をマウンドから約10mの所に持ってきて練習をしたという。

 対戦相手が145km/hを投げる投手が4人いる東海大相模に決まり、この日は、約15mの距離で打つ練習を行った。高校通算54本塁打の松本裕樹投手も3打数0安打と打てなかったが、今日はさらに3m近づけて打撃を行うという。

 

50本コンビ

 盛岡大付は決して松本選手だけのチームではない。4番・松本裕樹の前には、高校通算57本塁打を記録している菜花大樹選手が打つ。盛岡大付では1年生の春からベンチ入りしていたスラッガーだ。

 菜花選手は今大会で3本塁打を目標として、高校通算60本の大台を目指す。50本×2vs145km/h×4=?

 きれいなヒットは出ない。だが、それが先輩たちから受け継ぐ「秘策」だった。紅白戦を行った盛岡大付ナインは、正規の距離(18・44メートル)よりも約3メートル前から投げる投手を打ちあぐねた。それでも、関口清治監督は納得の表情を浮かべた。

 菜花は現在、松本の54本を上回る高校通算57本の本塁打を放っている。「甲子園で大台に乗せて、区切りのいい数字で終わりたい」と、自らに聖地で3発のノルマを課した。

 東海大相模は、神奈川県大会決勝で20三振を奪った吉田凌(2年)を筆頭に、最速140キロ以上の投手を4人抱える。同校の1番バッター・楠研次郎外野手(3年)とは、リトルリーグ時代からの友人という菜花は、抽選会場で「(吉田は)スライダーがすごいよ。打席に立つとキレキレだから」と“けん制球”を投げられた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント