新日鐵住金鹿島の横山雄哉投手、石崎剛投手の登板に12球団52人のスカウト!

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 11月に行われる社会人野球日本選手権大会に向けて、各地区で代表を争う戦いが行われている。関東地区では日本通運と新日鐵住金鹿島が対戦し、2人の投手の視察になんと12球団52人のスカウトが集まった。

プロ注目投手が揃う

 今年の新日鐵住金鹿島には高校時代に素質を評価された選手が、社会人でも成長した姿を見せプロ注目となっている投手がいる。一人は横山雄哉投手、182cmの長身左腕で145km/hの速球を投げる。この日は、3番手で登板すると最速144km/hの速球で2回2/3を2安打無失点に抑えた。「いい球はあったけど、ばらついた。」と反省の言葉も見られた。

 もう一人は石崎剛投手、スリークォーターから151km/hの速球を投げ、今年の都市対抗野球では富士重工に補強されると、リリーフとしてチームの準優勝に大きく貢献している。この日は先発した山井佑太投手が1回で3失点で降板すると2番手でマウンドに登り、5回1/3を投げて5安打4四死球と荒れ気味だったが1失点に抑えるピッチングを見せた。

 二人の特徴としては、まだ素材型の投手と言える。横山投手も都市対抗で全足利に補強されて好投を見せたが、コントロールに課題があるものの、伸びるストレートで空振りも奪える投手。石崎投手は都市対抗で実績を残したものの、150km/h前後のストレートだけで勝負し、変化球はほとんど投げなかった。

 

12球団52人のスカウト

 サンケイスポーツによると、この試合には12球団52人のスカウトが集まったという。スタンドに一般の人はそれほど多くなく目立つとはいえ、良く数えたものだと思う。しかしこれだけのスカウトが集まるのは、注目度の高さと判断の難しさを表しているのだと思う。

 石崎投手は高校卒ながらも6年目で、社会人での教育や経験は十分だろう。後はプロで花開いてほしい投手と言える。横山投手はまだ3年目でチームに何かを残したとは言えない。横山投手も「ここで勝つことだけ考えていたので何も考えていない」と話し、プロ入りするかどうかは未定としている。

 社会人ながら素材型の投手をプロのスカウトがどのように評価するのか、そして二人のプロ入りはあるのか注目される。

 

日通の井口拓皓投手も好投

 対する日本通運は大学卒2年目の井口拓皓投手が先発し、3安打2四死球で完封勝利を挙げた。こちらは抜群のコントロールを持ちエースとして活躍をしている実戦派投手。球速は144km/hが最速で、この日も139km/hが最速と球速では二人に及ばないものの、駒大、日通ラインで、北海道日本ハムの武田久選手のような印象も受ける。

 12球団52人の前で好投した事で、プロへとつながったのではないかと思う。

 新日鉄住金鹿島は29日、社会人野球日本選手権関東代表決定戦で、日本通運に0-4で敗れた。最速145キロの本格派左腕、横山は国内12球団計52人のスカウトが集まる中、3番手で登板し、2回2/3を2安打無失点。「いい球はあったけど、ばらついた。ここで勝つことだけ考えていたので(先は)何も考えていない」。今秋のドラフト指名対象となる社会人3年目だが、今後については未定という。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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