東京ヤクルト、ドラフト2位の風張蓮投手と仮契約、鍵を握る背番号32

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 東京ヤクルトは、ドラフト2位で指名した東農大北海道オホーツクの風張蓮投手と、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。背番号は32を付ける。

神宮で活躍を

 風張蓮投手は最速151km/hの速球を投げる右腕で、北海道リーグでは絶対的なエースとして巨人の山下スカウト部長や阪神の中村GMも網走まで足を運び視察をした。

 高校時も伊保内高校でプロから注目され、東農大北海道で注目されたものの、全国では大学選手権、今年の明治神宮大会で良い所は見せられなかった。特にこの秋の明治神宮大会では初戦に先発したものの初回に一塁ベースカバーに入った際に右太もも裏を痛めて降板し、チームはベスト4まで進出したもののいいところがなかった。風張投手も神宮に「いいイメージが無い」と話す。

 しかしこの日は「新人王のチャンスをいただけるなら狙っていきたい。先発なら2ケタ勝利、中継ぎなら40~50試合をしっかり投げ切りたい」と話し、神宮のマウンドでのイメージを払しょくする事を誓った。

 

尾花氏の背番号

 またこの日は背番号32を背負う事がきまった。背番号32は尾花氏がつけて112勝を挙げた番号で、球団の期待の高さを示した。

 しかし真中監督はゴルフコンペに参加したこの日、風張投手について「まずは治す事が先決」と痛めた足を気遣い、「間に合えばいいが2月に間に合わせる事は無い」と話した。

 東京ヤクルトでは故障する投手が多く、チームが下位に低迷している。しかし、故障中の由規投手や館山投手、それに今季終盤に復活した小川投手や杉浦投手、そして石川投手、村中投手が揃えば相当の投手陣となる可能性がある。そこに今年のドラフト1位・竹下真吾投手、そして風張投手も、先発、リリーフで加われば、打線は12球団屈指なだけに一気に優勝候補にもなれる。

カギは背番号32が握っているかもしれない。

ヤクルト2位風張、「32」尾花継承 日刊スポーツ紙面 2014/11/29

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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