千葉ロッテのドラフト2位・田中英祐投手は卒論を終わらせて1月の合同自主トレ参加へ

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 千葉ロッテのドラフト2位・田中英祐投手は、球団からは卒業論文を優先するため合同自主トレなどを免除する話しもでていたが、本人は「1月から参加するつもり」と話し、卒論の大枠を12月までに作り上げると話した。

卒業論文

 田中投手は京都大工学部に在籍しており、「SFAにおける水和構造の逆計算理論」について研究をしている。大学生でドラフト会議で指名された選手は、以前は卒論を提出せずに卒業しないままでプロ入りした選手も多く、現在では野球のことをテーマにした論文を書く事で卒業の資格を与えるといったものも多い。

 しかし千葉ロッテは学業の実績を考慮して、京都大工学部での卒業論文をしっかりと完成させてからプロ入りさせるという配慮もみせていた。

 それに対して田中投手は「11月、12月で大枠を作り上げたい」と話し、あくまで1月の合同自主トレ、2月のキャンプに参加する方針を示した。

 大学生にとって、特に理・工学部の学生は12月は研究室に泊まり込みで実験や研究をすることが多い。そして1月中に一度提出した後に再提出や修正などを経て、最後に発表を行って卒業する事になる。1月、2月も発表の準備も含めて忙しいのは間違いない。

 

一日警察署長

 その田中投手はこの日は地元の兵庫・高砂警察署で一日警察署長を務めた。既に忙しい時期だと思うが、ファンサービスも既に始めており、プロの姿勢を見せている。

 初年度の合同自主トレ、キャンプ参加への意思を示したのは、田中投手のプロへの意識の高さだろう。ここに参加できるかどうかで、同期やチームのライバルと肩を並べることができる。両立は大変だが頑張ってほしい。

 「1月(の合同自主トレ)から参加するつもり」。卒論優先のため、自主トレなどを一部免除させる声が球団内部で上がっていたが、田中の頭にはフル参加への青写真が描かれていた。年内に卒論の全体像を作り上げ、1月上旬の入寮から「パソコンがあれば(細部を)修正ができる」状態にして臨むという。

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