今年のドラフト候補の一人、東海大の吉田侑樹投手が早くも145km/hを記録した。今年一気に評価が挙がるかもしれない選手だ。
早くも145km/h
吉田侑樹投手は昨年の春のリーグ戦で5勝0敗、秋も5勝1敗を記録し、大学野球選手権でチームを優勝に導いて一気に東海大のエースに成長した。また侍ジャパン大学代表でもエース格として活躍している。187cmから147km/hの速球を投げ、今年のドラフト候補の一人となっている。
ただし、右の本格派であるにもかかわらず、まだプロのスカウトから上位候補に挙がるような評価は少ない。まだ線が細く、変化球とコンビネーションで打ち取るタイプなのだが、軽く投げてもストレートが伸びる。
その吉田投手はこの日、東海大が行う野球教室でスピードガンコンテストに出場すると、3球目に145km/hを記録した。吉田投手は「速球は意識しないけど、先発して150km/h出ればいい」と、速球で押すようなピッチングを狙うわけではないが、変化球と織り交ぜる中で球速が150km/hを記録するというイメージを描いていた。
評価上昇も
吉田投手は今年もエースとして活躍を見せそうだ。登板機会が多ければスカウトの目に留まるチャンスも増える。また吉田投手の場合、見た目で迫力を感じさせるタイプでは無いと感じられる。試合で投げて実績を作って評価されるタイプなのではないかと思う。
また本格派右腕という事で、まだまだ成長も期待できる。187cmで最速150km/hを越してくれば、大学生右投手に目玉がいない今年において、多和田真三郎投手や熊原健人投手と右の大学NO1を争う存在になりそうだ。
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