千葉ロッテのドラフト3位・岩下大輝投手が好評価、夏くらいに1軍も

千葉ロッテルーキーニュース

 千葉ロッテのドラフト3位ルーキー、星稜高校出身の岩下大輝投手のピッチングに、視察した伊東監督や小谷コーチが高い評価をしている。

伊東監督が高い期待

 岩下大輝投手は2軍キャンプに参加し、初日からブルペンに入ると、この日も捕手を立たせて40球、座らせて20球を投げた。そしてこの日、2軍キャンプを視察していた伊東監督が岩下投手の投球に注目、「高校生にしては精度の高い投球だった。体つきも、バランスもいい。マウンド度胸も良さそうだね」と評価をした。

 伊東監督はそのまま小谷2軍コーチと話し、「夏くらいに出てきて欲しいと話した」と、今年の戦力として期待していることを明かした。

 14日、15日には1.2軍合同の紅白戦が行われるが、そこで登板する可能性があるという。結果を出せば首脳陣も開幕を意識し始めるかもしれない。

 

高校生ルーキー

 岩下投手は181cm80kgとがっしりとした体があり、投げては146km/hを記録、打っても高校通算では7本だが、パンチ力があり痛烈なライナーを放ち野手としても評価されていた。

 力のある球で圧巻のピッチングを見せる時もあれば、コントロールができずに失点を重ねるなど粗い面もあり、昨年夏の石川大会決勝では3回まで6失点をして降板している。しかし0-8となった9回に再びマウンドに上ると三者連続三振を記録、そして裏には2ランホームランを放つなど8点差の逆転甲子園出場に大きく貢献した。

 甲子園では1回戦で強打の静岡高校を7安打4失点に抑えて5-4で勝利、2回戦の鹿屋中央戦では6回3安打7奪三振でレフトに下がるも、9回にも再び登板し打者2人を抑えた。3回戦の八戸学院光星戦も9回まで1失点と粘りを見せるが、延長となった10回に力尽き4失点、1-5で敗れた。

 「2日連続でブルペンに入りましたが、入れるだけ入りたい。自分の(投球の)形をつくることを意識して投げている」と岩下。昨夏の石川大会決勝で小松大谷を相手に9回に8点差を逆転した「ミラクル星稜」のエースだ。最速146キロを誇る18歳。小谷2軍投手コーチと話し込んだ伊東監督は「小谷さんと夏くらいから出てきてほしいと話したんだ」と先発候補として期待を寄せた。あの夏から1年後。先発陣が苦しくなる夏場に救世主になるかもしれない。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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