大商大・岡田明丈投手、吉持亮汰選手に7球団スカウト視察

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 関西六大学リーグでは大商大の岡田明丈投手が先発し、大経大に勝利して優勝に王手をかけた。吉持亮汰選手の活躍を見せ、7球団スカウトに大きなアピールとなった。

岡田明丈投手に福岡ソフトバンク評価

 この日は阪神や福岡ソフトバンクなど7球団12人のスカウトが視察に訪れた。エースの岡田明丈投手は昨年秋から無失点記録を続けており、7回まで無失点だった。しかし8回に3本のヒットで2失点を喫し、連続無失点は38回で途絶えた。その回に降板し、「点を取られたので降板は仕方ない。ゼロで帰ってこないとダメ」と反省した。

 しかしこの日も最速は148km/hを記録、持ち前のコントロールも良く、この日も無四球だった。福岡ソフトバンクの永山チーフスカウトは「関西では一番の投手」と評価し、大学屈指の投手との評価をしている。

 岡田投手の評価はここまでの投球でほぼ固まったとみられる。コントロールや球威、そして将来性を評価され、秋のドラフト会議では2位~3位で名前が呼ばれる事になりそうだ。

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吉持亮汰選手にオリックス評価

 また野手のドラフト候補、吉持亮汰選手はこの日は1番ショートで出場すると、初回にヒットで出塁し、続く打者の2ベースヒットの間に一気にホームに還ってきた。そして第2打席では右中間に打球を放つと、快足を飛ばして3塁まで到達した。また6回には盗塁を決めリーグ通算盗塁を48に伸ばした。

 サードでプレーしていたが遊撃手としても強い肩を見せると、オリックスの中川アマスカウトグループ長は「肩もあるしスローイングもいい。走り出してからのスピードがある」と足と肩を評価している。

 遊撃手やセカンド、サードを守る選手では、立教大の大城滉二選手や亜細亜大の北村祥治選手などの名前が挙がるが、足や肩では吉持選手の評価は非常に高い。大城滉二選手はドラフト上位指名されると思うが、吉持選手も同じ位の評価になるかもしれない。

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それでも威力のある直球は5回に148キロをマーク。無四球と抜群の制球力を見せ、7回までは完璧な内容だった。ソフトバンク・永山チーフスカウトが「関西では一番の投手」と話した通り、視察したプロ7球団のスカウトに実力は存分に示した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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