阪神は高野球団本部長、佐野アマ統括スカウトなどが阪神電鉄本社に訪れ、坂井オーナーにドラフト会議の指名戦略について報告を行った。
ドラフト1位候補
会談後に佐野統括スカウトは、「想像にお任せします」と話し具体的な名前が出ることはなかったが、県岐阜商の高橋純平投手がドラフト1位指名最有力の方針を伝えたとみられる。
ただし、高橋投手には北海道日本ハム、中日が指名する可能性が高く、さらにほかの球団も指名してくる可能性がある。そこで阪神は、明治大・高山俊選手、東海大相模・小笠原慎之介投手を1位指名候補にリストアップし、高橋投手が5、6球団の競合となりそうで、この二人が単独で指名できそうな場合には、1位指名を変える方針のようだ。
オコエ瑠偉選手も評価
また阪神は、球団幹部が「魅力のある選手」と関東第一のオコエ瑠偉選手の名前を挙げていると、デイリースポーツが報じている。平塚スカウトも「プロでも捕れるか分からない。現時点で新庄クラス。守備トップレベル」と評価している。
阪神は外れ1位、または2位で仙台育英の平沢大河選手の指名を狙っていたものの、東北楽天が1位指名する事を公表し、獲得の可能性はなくなった。高山俊選手、小笠原慎之介投手についても他球団の1位指名の可能性が高く、外れ1位候補に挙げる青学大・吉田正尚選手、大商大・岡田明丈投手も他球団が単独1位指名する可能性もある。
それらの選手がすべて他球団に指名されていた場合には、オコエ瑠偉選手の外れ1位指名の可能性もある。
チームを改革する阪神の1位が3人に絞りこまれた。この日、高野球団本部長、佐野スカウト統括ら編成幹部が大阪・野田の電鉄本社を訪れて、22日のドラフト会議での戦略について坂井オーナーに説明した。関係者の話を総合すると、1位は春先から追ってきた150キロ右腕、県岐阜商高の高橋を基本線としながら、今夏の甲子園で優勝した左腕、東海大相模高・小笠原、そして東京六大学リーグで130安打を放ち、48年ぶりにリーグ新記録を樹立した明大の高山俊の3人に絞りこまれた。
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