東日本国際大の2年生(新3年)・有馬昌宏投手は183cm86kgから最速146キロの速球を投げる左腕投手。大学初のプロ野球選手を目指す。
極端に小さいテイクバック
有馬昌宏投手は青森北高校出身で、高校時から切れの良い球を投げる投手として、ドラフト候補の動画ページでも取り上げられていた。大学では昨年最速146キロを記録、183cm86kgの大型左腕とあり注目を集めるようになった。
有馬投手は高校3年時から「勝てる投手を目指すあまり、投球が小さくなっていた。」と話すようにテイクバックを極端に小さくしたフォームに取り組んでいた。大学入学時にそのフォームを「歌舞伎投法」と命名され、「ぎりぎりまで手が出てこないのが理想。頭の後ろに隠れるのが長ければ長いほどいい」と、打者に球の出どころが見えにくい投球フォームを追求する。
「分かっていても打たれない150キロの直球を投げられるようになって、憧れのプロに入りたい」とプロ入りを目指す有馬投手、昨年春に3勝を挙げたが秋は2勝1敗だった。東日本国際大では聖光学院出身のサイドスロー・船迫大雅投手が有馬投手と同学年で、すでに大学通算18勝を挙げている。有馬投手は「尊敬しつつも超えなきゃいけない存在」と話すも、「全国で勝たないと目立たないし、大学ジャパンにも入れない。」と、3年生となる今年は、まずはWエースとしてリーグ制覇、そして大学野球選手権の頂点を狙う。
リーグ戦で春秋合わせて10勝近くを記録すれば、来年はドラフトの上位候補としても注目されるかもしれない。二人で競い合って成長し、大学初のプロ野球選手誕生を目指す。
「勝てる投手を目指すあまり、投球が小さくなっていた。分かっていても打たれない150キロの直球を投げられるようになって、憧れのプロに入りたい」と意気込んだ。
コメント