東京ヤクルト・ドラフト1位の寺島成輝投手はブルペンなしで1軍キャンプへ

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東京ヤクルトは新人合同自主トレを打ち上げたが、ドラフト1位・寺島成輝投手は一度もブルペンに入らなかった。

ノーブルペンでキャンプへ

昨年のドラフト1位で投手は10人、1月14日の埼玉西武の今井達也投手がブルペン入りしたのを皮切りに、9人はブルペンに入り投球をしている。そんな中で寺島投手だけがブルペンでの投球を行わなかった。

初ブルペン日付 選手名 球団 投球数
14日 今井達也 埼玉西武 30
15日 加藤拓也 広島 32
佐々木千隼 千葉ロッテ 58
藤平尚真 東北楽天 21
16日 柳裕也 中日 16
17日 濱口遥大 横浜DeNA 22
堀瑞輝 北海道日本ハム 30
21日 田中正義 福岡ソフトバンク 24
22日 山岡泰輔 オリックス 28
ブルペン登板なし 寺島成輝 東京ヤクルト

決して故障があるという事ではない。「ゆっくりでいいと言われているし、周りは関係ない。焦りもないです」とマイペースを強調した。淡々と自分の球を投げていく寺島投手らしいスタイルだと思う。

キャンプでも

寺島投手は真中監督より開幕ローテーション入りも期待され、キャンプも1軍スタートとなる。しかし、その1軍キャンプについても小川SDは「彼の場合は長期的なスパンで成長曲線を見ている。」と話し、「とにかく段階を踏むこと」とまずは1軍を経験し「1軍の環境に触れる、なれるという経験」を得ることと、1軍キャンプスタートさせる意図を語った。

しかし無理をしてペースを上げないように、寺島投手には一部、別メニューが組まれる。東京ヤクルトは昨年のドラフト1位・原樹理投手が序盤に故障で離脱し、ドラフト3位の高橋奎二投手も6月に左肩痛で、また4位の日隈ジュリアス投手も8月に左ひじを手術するなど、毎年投手の故障に悩まされている。寺島投手には故障は絶対にさせたくない。

寺島投手はキャンプに入り、第1クールにはブルペン入りする事が予定されているという。このキャンプを故障なく無事に乗り切って、オープン戦などで調子を上げてゆきたい。

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1月中に投球練習せず、初ブルペンの日にちも決まっていない。高校時代『ビッグ4』と並び称された楽天・藤平、西武・今井、広島・高橋昂の3投手はすでに投球を披露しているが「他球団の選手は関係ないし、情報も知らない」と平静だ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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