3月11日に開幕する。社会人野球の初戦となるJABA東京スポニチ大会の組み合わせが決定した。社会人NO.1投手と評価されるJR東日本・田嶋大樹投手や、東京ガスの石田光宏投手、トヨタ自動車の藤岡裕大選手、NTT東日本の西村天裕投手、JX-ENEOSの谷田成吾選手などが今年のスタートを切る。
注目選手
決定した予選ブロックは次の通り
Aブロック | Bブロック | Cブロック | Dブロック |
東京ガス 新日鐵住金鹿島 パナソニック JR西日本 |
JR東日本 JFE東日本 トヨタ自動車 日本新薬 |
NTT東日本 JX-ENEOS 永和商事ウイング JR九州 |
鷺宮製作所 Honda きらやか銀行 大阪ガス |
Aブロックでは東京ガスが注目される。今年ドラフト解禁となる石田光宏投手は社会人で150キロを記録、大学時代から持ち前の制球力もあり、昨年までエースだった山岡泰輔投手の穴を十分埋めてくれる。また昨年のプロから注目されたが指名されなかった中山悠輝選手、長距離砲の小野田俊介選手に、昨年秋の東都の首位打者・笹川晃平選手(東洋大)も加わる。
パナソニックも侮れない。154キロリリーフの北出浩喜投手は今年も健在で、さらに先発陣も榎本亮投手、與座健人投手、庄司力也投手に、今年加入する城間竜兵と多彩。
BブロックではJR東日本に注目、社会人NO.1左腕の田嶋大樹投手がおり、昨年もプロが注目した板東湧梧投手もいる。さらに来年のドラフト候補で149キロを投げる永谷暢章投手の今年の成長も期待される。また打線も丸子達也選手、渡辺和哉選手に今年は大学代表の1番バッター・佐藤拓也選手も加わる。ほかにも高校生でプロが注目した太田龍投手、西田光汰投手、糸野雄星投手、そして日本ハムがドラフト6位で指名した山口裕次郎投手もいるが、特に投手はこの時期にはまだ登板はしないと思う。
トヨタ自動車は昨年の都市対抗優勝チーム、藤岡裕大選手と北村祥治選手の亜細亜大コンビと、早稲田大で好守備を見せていた河原右京選手も期待される。投手では名古屋大出身の152キロ右腕・七原優介投手の成長に期待、また亜細亜大から諏訪洸投手が加わり、左の軸になれる。
日本新薬も150キロ右腕の栄光貴投手や創価大で田中正義投手が下級生のころの大エース・小松貴志投手がおり九共大のエースだった岩本喜照投手も加わった。中稔真選手、濵田竜之祐選手の強力打線もある。
CブロックではNTT東日本の西村天裕投手が注目、帝京大時代にエースとして活躍し、ドラフト指名確実と言われたが直前に大けがをして指名を回避された。しかし順調に回復すると昨年はリリーフとして154キロを記録、今年のドラフトではリリーフ候補としてトップクラスの評価を受ける。野手でも阿部健太郎選手、長沢壮徒選手などが加わり厚みを増した。
JX-ENEOSは大学で本塁打を量産してきた谷田成吾選手がメディアなどにも注目されるだろう。爆発力を見せてほしい。投手でも齋藤俊介投手と柏原史陽投手は今年の社会人でトップクラスの投手。
DブロックではHondaの永野将司投手が注目される。昨年秋に頭角を現した投手で153キロの速球を投げる左腕投手。今年の投球次第ではドラフトの目玉になる可能性を秘める。中央大の大型遊撃手だった松田進選手も加わる。
大阪ガスは捕手の岸田行倫選手にプロスカウトの視線が集まる。報徳学園時代から注目され、社会人でも3年間で信頼のおける捕手に成長、打撃、守備共に評価されている。酒居知史投手、土肥星也投手が抜けたものの、昨年秋の日本選手権でノーヒットノーランを達成した猿渡眞之投手や小畑彰宏投手などをしっかりリードする。
コメント