慶応大・岩見雅紀選手が今季3本目ホームラン、広島スカウト「打球の速さ違う」

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慶応大の右の主砲・岩見雅紀選手が、また火を噴いた。今季3本目は満塁ホームランで試合を決定づけた。

ライナーで飛び込む

4回、チームは一挙6点を奪い、なおも満塁で打席には岩見雅紀選手が入る。チェンジアップを振りぬいた打球はライナーで左中間席に飛び込み、今季3本目は満塁ホームランとなった。

岩見選手は飛ばす力では今年のドラフト候補の中で1,2を争うと思う。慶大の練習グラウンドには岩見選手の打球から、保育園を守るためにネットを新設し、5メートル高くした。それでも足りず、岩見選手は他の選手よりも5メートル下がった位置から打撃練習をする。

この日は5打数3安打4打点、これでリーグ通算12本となった岩見選手だが、「ホームランの数は気にしていない。打点が勝利に直結する。優勝するのが目標」と話した。

プロスカウト絶賛

この日の打撃にプロのスカウトも絶賛している。

広島の苑田スカウト部長は「うちのエルドみたいだね。パワーも違うし打球の速さが違う。コンクリートを砕くんじゃないかというくらいグワーンといく。スタンドに突き刺さる感じの本塁打を打つ選手は珍しい。飛ばす力は天性のもの。今のアマチュアではパワーは1番。プロで50本くらい打つかもしれない。」と話すと、横浜DeNAの欠端スカウトも「パワーもあるし球の捉え方がいい。インコースに厳しくきてもファウルにしているし、変化球にも対応できている」と話した。

また中日の松永編成部長は「飛ばせる力は魅力。人にはないものを持っている」と話した。

レフトを守る岩見選手だが、やはり右打者での強烈な打撃は魅力がある。日本人選手の長打力に課題を抱える球団は、是非ほしい選手だろう。岩見選手は外国人選手ともポジションを争っていける選手だと思う。

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自身は今春3本目の本塁打でリーグ戦通算12号。広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「コンクリートを砕くんじゃないかというくらいグワーンと(ライナーで)いく。プロで50本くらい打つかもしれない」と高評価した。高校通算47発を記録した比叡山から、憧れだった慶大で野球をやるために1浪。「プロよりもまずは優勝」と話す苦労人が、大きな花を咲かせようとしている。

1メートル87、107キロの大きな体にプロの視線が集まる。視察した広島・苑田スカウト統括部長は「打球が強いし速い。スタンドに突き刺さる感じの本塁打を打つ選手は珍しい。筒香(DeNA)みたいだね」と評価していた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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