広陵・中村奨成選手が37号ホームラン、阪神、東北楽天など6球団スカウト視察

高校野球広島大会では、広陵が広島商に１－０で勝利、プロ注目捕手の中村奨成選手のホームランで勝利した。

中村奨成選手は、強肩強打の捕手としてプロのスカウトが、高校NO.1捕手と評価する。しかし今大会では2回戦で右手首に死球を受け、その後3日間はバットを振れず、3，4回戦は9番として出場し、スタメンマスクを被ったものの、試合展開に余裕が生まれると一塁に回っていた。

準々決勝からは3番捕手に戻ると、この日の広島商戦では、０－０の6回2アウトから、インコースのストレートを振りぬき、高く上がった打球がレフトスタンドに届いた。試合はこのホームランの1点のみで、１－０で勝利し、決勝戦に勝ち進んだ。中村選手は「できることは精いっぱいやる」と話した。

この日は6球団のスカウトが視察に訪れた。阪神・畑山チーフスカウトは「いい捕手でいい打者。楽しみな素材」と評価すると、東北楽天の山下スカウトも「いいところで一発を打てる勝負強さがある。高校生の捕手の中ではNO.1ではないか」と評価した。

決勝戦は広島新庄と対戦する。甲子園で中村選手の強肩強打が見られるか、注目したい。

スタンドでは６球団のスカウトが視察。阪神・畑山チーフスカウトは「いい捕手でいい打者。楽しみな素材」と評価。楽天・山下スカウトも「いいところで一発を打てる勝負強さがある。高校生の捕手の中ではＮｏ．１ではないか」と目を細めた。