伊香高で伸びのあるストレートが注目されていた隼瀬一樹投手は、この日の2回戦・大津商戦で登板することなく敗れた。
昨秋のような投球ができていない
背番号10を付けた隼瀬一樹投手はこの日の試合に先発はせず、7点差を付けられた8回に代打で登場しレフト前ヒットを打つと、ファーストの守備についた。
しかし、高校最後の夏はマウンドに上らないまま試合が終わった。昨年秋に140キロ前後ながら伸びのあるストレートが注目され、センバツの21世紀枠にチームが推薦されるなど、活躍を見せた。
しかし活動自粛明けも調子が上がらず、隼瀬投手は「昨秋のような投球ができていない」と状態について話した。小島監督は「背番号1は隼瀬より藤井のほうが良いと選択したことに後悔はない」と話し、この日も登板させる予定はなかったという。
プロ注目右腕は今年、登板する事なく高校野球を終えた。試合後に「8月後半のトライアウトに参加して、今は下を向かず目の前のことに集中してやっていきたい」と話し、プロ志望届を提出し、プロ志望高校生合同練習会に向けて取り組むと話した。

プロ注目右腕は「8月後半のトライアウト(プロ志望高校生合同練習会)に参加して、今は下を向かず目の前のことに集中してやっていきたい」とプロ志望届を提出することを明かした。「スピードではなくキレで勝負する投手になりたい」。最後の夏は終わってしまったが、夢に向けて本来の調子を取り戻す。
昨秋の県大会で23年ぶりの4強進出に貢献した隼瀬は「昨秋のような投球ができていない」とけがではなく制球、球速などが本調子でなかったと明かした。
月に部活動が再開されてからも隼瀬の調子は上がらなかったという。小島義博監督は「背番号1は隼瀬より藤井(大智)のほうが良いと選択したことに後悔はない」と話すほどだ。それでも勝ち進めば隼瀬の登板も視野に入れていた。この日も同点になれば起用すると伝えていたが、3ー8で迎えた8回に登板を志願した隼瀬をマウンドに送り出すことはなかった。「上で野球をやりたいという意志を聞いている」と、無理をさせなかったようだ。8回に代打で安打を放つと、一塁の守備に就いてチームを鼓舞した。
以前からプロ志望を表明していたが、この日も改めて「プロ野球で伊香高校でやってきた生かして頑張っていきたい」と言い切った。目指すは江川卓や吉田輝星のようなキレで勝負する投手。「8月後半のトライアウト(プロ志望高校生合同練習会)に参加して、今は下を向かず目の前のことに集中してやっていきたい」と右腕は先を見据えた。
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