関東第一の138キロ左腕・今村拓哉投手が登板し、9回4安打11奪三振2四球で立正大立正を完封した。
大学進学志望
今村拓哉投手は初回、2番バッターにインコース低めのカーブで、3番バッターには膝元にストレートを投げ、共に見逃し三振を奪う。
その後は制球重視で打ち取る投球を見せていたが、6回には先頭打者に四球を与えるとここでギアを上げ、再びインコースギリギリのストレートで3番バッターを空振り三振、4番をフライに打ち取ると、5番バッターにもインコースのストレートで空振り三振を奪った。
9回4安打11奪三振で完封の内容に、「自分は三振を取るのではなく、打たせて取る投手。ブルペンで球が走っていなかった。でも、一人で投げ切りたいと思っていた」と話し、「ピンチでも強気にインコースに投げ切ることが出来てよかった」と振り返った。
今村投手は大学進学を志望しているが、この日、視察した中日の小山スカウトは、「コントロールが素晴らしい。簡単に変化球でストライクが取れる。大学に行っても、すぐに通用しそう」と評価した。
米澤監督も「ランナーを出したあと、ギアが入っていた。次のステージへの自信にもなったと思う」と話し、完封勝利が次へのステップになると話した。

「コントロールが素晴らしい。簡単に変化球でストライクが取れる。大学に行っても、すぐに通用しそう」と評価したのは、中日・小山スカウトだ。9回を無失点で投げ切り、三振の数は「11」にのぼった。
神宮の舞台でキラリと光った。関東第一の3年生左腕、今村が4安打完封。最速138キロの速球を中心に勝負どころでギアを上げ、11奪三振をマークした。
「自分は三振を取るのではなく、打たせて取る投手。ブルペンで球が走っていなかった。でも、一人で投げ切りたいと思っていた」
調子はよくなかったが「強気でいくことで気持ちの面で踏ん張れた」と振り返った。打たせて取るのが持ち味ながら、直球で内角もついて11奪三振。これで3試合連続無失点となった投手陣をけん引するエースは「東京王者としてこの夏も優勝したい」と力を込めた。米沢貴光監督(44)は「ランナーを出したあと、ギアが入っていた。次のステージへの自信にもなったと思う」と進学希望の左腕をたたえた。
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