横浜DeNAは、慶応大の155キロ右腕・木澤尚文投手をドラフト1位指名候補としてリストアップしていることが分かった。
ポスト山崎
横浜DeNAは慶応大の木澤尚文投手について、9月12日に行われた東海大とのオープン戦で3人態勢で視察をした。その中で河原スカウティングディレクターは「先発としても十分魅力だけど、彼の能力を最も生かせるのはリリーフだと思う」と話し、リリーフでの能力の高さを認めた。
木澤投手は最速155キロのストレートを投げ、140キロ前後のスプリットとカットボールを投げる。慶大では昨年春に先発として2勝をマーク、20回1/3を投げて29奪三振を記録すると、今年春も3試合に投げて2勝、11回で20奪三振と高い奪三振率を誇る。
横浜DeNAは、山崎康晃投手がルーキーイヤーからリリーフエースを務め、チームの顔になっている。しかし、昨年オフにはメジャーへの挑戦の意思があることを明らかにした他、今年は不調で中継ぎとして投げているが、31試合に登板して0勝3敗8ホールド6セーブにとどまっている。
球団も「クローザーを任せられる投手が欲しい」と明らかにしており、木澤投手がその候補となる。
ドラフト1位では早大の早川隆久投手や、好不調に波のある打線の補強として近大の佐藤輝明選手の名前も挙がっており、1位指名が決まるのはドラフト直前になるとみられる。最初に早川投手、佐藤選手の指名をし、抽選で外した場合に木澤投手という事も考えられるが、単独1位指名を狙うチームでもあり、木澤投手を1回目の入札で指名する事も十分に考えられる。



木沢は8月に行われた東京六大学春季リーグ戦では、先発で2勝をマーク。立大戦で7回16Kの快投を見せるなど先発としての適性をアピールし、1位候補に浮上した。だが、DeNAは12日の東海大とのオープン戦(慶大グラウンド)を3人態勢で視察した際、河原スカウティングディレクターが「先発としても十分魅力だけど、彼の能力を最も生かせるのはリリーフだと思う」と発言。クローザーとしての適性を見いだしているようだ。
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