都市対抗東海地区2次予選では、トヨタ自動車のドラフト候補外野手・逢澤崚介選手が2安打2打点の活躍を見せた。
対応力が向上
逢澤崚介選手はこの日、5番ライトで出場すると、2回にチーム初のヒットをセンター前に打ち、3回には2アウト満塁の場面でセンター前へ2点タイムリーヒット、2安打2打点の活躍を見せた。「変化球を理想通りに打つことができた」と話した。
逢澤選手は明治大時代の3年春に打率.341でリーグ5位になるなど、4年で83安打を記録する打者として注目、50m5.8秒の足と遠投110mの強肩など高い身体能力に、パンチ力もある選手として注目された。しかし、プロ志望届を提出したものの、ドラフト会議で指名はなかった。
社会人に進むと、「今までは来る球全てを打ち返そうと思っていた」と話し、「変化球を待ちながら速球に対応する」ことを実現するためにスイングスピードのアップを図った。
この日もセンター前にしっかりとヒットを打ち、視察した千葉ロッテの小林スカウトは「対応力が向上して打撃の確実性が上がっている。良い選手だなという印象」と評価した。スカウトのコメントは、基本的に選手を褒める事しか言わない。”良い選手だなという印象”という表現ではやや弱い感じで、プロ入りするためにはさらにインパクトが必要だろう。
左投げでポジションが限定される制約がある中で、外野手としてプロ入りするためには、プロ1軍の外野手と比較してそれに勝つ事が必要になる。例えば千葉ロッテならば、荻野選手や和田選手と比較されてポジションを奪う事ができるか、という事になる。
短いアピールの期間で衝撃的な打撃、肩、スピードを見せたい。

ロッテの小林スカウトは「対応力が向上して打撃の確実性が上がっている。良い選手だなという印象」と評価する。
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