九州のドラフト候補では、大分商の川瀬堅斗投手に10球団が注目をしている。兄・川瀬晃選手より上の順位での指名を目指す。
10球団が注目
川瀬堅斗投手は、2年生の夏に最速147キロを記録し、秋にはエースとして九州大会準優勝にチームを導いた。
しかし、今年は出場が決定していたセンバツが中止となり、自宅で練習を続けていたものの、練習不足の影響で7月上旬の練習試合で左太ももを痛め、夏の代替え大会、甲子園の交流試合では良い投球を見せたものの、昨年から成長したような投球は見せられなかった。
そのことから、最初は「大学か社会人に進んでからプロを目指そうかとも思ったけど、プロに行けるときに行った方がいい」と自分で決断し、プロ志望届を提出した。
目標は2015年のドラフト会議でソフトバンクから6位指名され、プレーをしている兄の川瀬晃選手で、「敵でも味方でも同じグラウンドでプレーできれば最高です。それが両親への恩返しになると思います」と話す。しかし、「兄ちゃんよりいい順位でプロに行きたい」と話し負けん気も見せた。
川瀬投手には4月の段階で巨人、千葉ロッテ、北海道日本ハムは熱心に視察をしていた。昨年の投球を見ても、ドラフト上位でもおかしくない素質を持っており、今年の状態もあってあまり情報が出ていないものの、3位までには指名されると思う。
九州のドラフト候補
高校生では福岡大大濠の山下舜平大投手がドラフト1位で指名される可能性がかなり高く、九州NO.1と評価される。また、明豊高校の若杉晟汰投手は、ソフトバンクが「上でも早めにゲームに使えるタイプ」と評価しており、捕手の居谷匠真選手の強肩も非常に評価が高い。
他にも夏に大きくブレークした神村学園の桑原秀侍投手や、下級生の頃から注目されていた鹿児島城西の八方悠介投手、都城東の有馬太玖登投手、強打の神村学園・井上幹太選手も注目される。
大学生では152キロ右腕の北九州市立大・益田武尚投手、技巧派変則左腕の九州産業大・岩田将貴投手、準硬式ながら153キロを記録する福岡大の大曲錬投手、強打の捕手で九州共立大の揚村彰斗捕手、フルスイングからの長打力と足や肩も光る九州共立大の平良竜哉選手なども指名が注目される。


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