最速151キロの速球を投げ、ドラフト候補として指名が注目された大崎中央の氏家蓮投手が、トヨタ自動車東日本に進むことがわかった。
合同練習会で課題見つけ
大崎中央の氏家蓮投手は、今年の新型コロナによる自粛期間を越えて、球速が144キロから151キロへと大きく伸ばして注目された。回転数の良い球も見られる投手。
しかし、投球ごとに球速にはムラがあり、スカウトが見守る中で失点を重ねる場面も見られ、プロ志望高校生合同練習会でも球速は142キロが最速だった。それでも高めのストレートで3つの三振を奪うなど力の片鱗も見せた。
ドラフト会議では指名がなく、トヨタ自動車東日本に進むことがわかった。チームは近年、有力な選手が入るようになり、2018年に都市対抗に初出場をするなど東北の強豪チームの一つとなりつつある。
千葉英太投手や高校通算44本塁打の弘前東・桜庭佑希也選手などがドラフト候補として注目されており、氏家投手も若い選手の中で鍛えられそうだ。
氏家投手は合同練習会で「周りの選手は体もできていて、出力を出す筋肉量の差を感じた。自分は線が細い。常時140キロ中盤を投げられる体を作りたい」と話し、自分の課題を把握したという。ドラフト会議での指名はならなかったが、それに自分が気がついた事だけでも、参加した意味は大きかった。
TDK、JR東日本東北、日本製紙石巻、七十七銀行、きらやか銀行などが都市対抗や日本選手権出場をかけて争う東北の社会人も、ますます戦いが熱くなりそうだ。


プロ志望届提出後に東京ドームで行われた9月の高校生合同練習会に参加し、発見もあった。「周りの選手は体もできていて、出力を出す筋肉量の差を感じた。自分は線が細い。常時140キロ中盤を投げられる体を作りたい」と、将来的な目標を語った。
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